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佳境迎える『グリーンエネルギーポートひびき事業』 北九州市港湾空港局の光武理事

北九州・響灘地区では洋上風力を柱とする「グリーンエネルギーポートひびき事業」が進められている。北九州市港湾空港局の光武裕次理事に聞いた。

写真は、響灘地区航空写真。

 

「総合拠点化」目指す北九州・響灘地区

――事業について教えてください。

2011年に立ち上げ、約10年が経過しています。北九州港は、国内第5位の貨物取扱量を誇り、年間約1億トンの貨物を取り扱う港です。官営の製鉄所ができて約120年、開港から約130年を迎えます。その強みを生かして、洋上風力のあらゆるサービスを提供する総合的な拠点を作るべく、キックオフしました。

――総合拠点の機能は?

1つ目は「風車積出機能」です。風車を組み付けて、洋上のサイトに積み出すという機能です。2つ目の機能は「輸出入/移出入機能」です。国内外から部材を持ってきたり、港湾エリアで製造した超大型かつ超重量で陸送が困難な関連部材を国内外に搬出するのに適しているからです。

3つ目は「O&M(オペレーション&メンテナンス)機能」、4つ目は「産業機能」です。色々な産業を集積させることでシナジーを生むことができます。

――風力事業に取り組むメリットは?

北九州港の特長は、単に「物を積み出す港」ということのみならず、臨海部に広大な産業用地を備えていることです。そして長い「ものづくり」や「海陸物流」産業の歴史の中で、技術やノウハウを蓄積した数多くの企業の存在も大きな強みであり、これらを生かせることがメリットです。(詳細は『WIND JOURNAL』創刊号に掲載)

話を聞いた人

北九州市港湾空港局
理事
光武裕次氏

北九州市に入職後、旧運輸省(現・国土交通省)国際臨海開発研究センターの港湾管理運営・需要予測専門家としてODA事業に参画。同市港湾局響灘整備推進室主幹、同局部長(エネルギー産業拠点化推進室長)などを務め、現在に至る。


取材・文:山村敬一

WIND JOURNAL vol.00(2021年夏号)より転載

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