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圧延ロールのグローバルリーダーDaviが、日本市場での活動を本格化

世界の風力エネルギー産業における、プレートベンディングロールのリーディングサプライヤーDavi(イタリア)のソリューションが、いま日本の風力エネルギー産業に革新をもたらそうとしている。

メイン画像:ジャケット基礎用の圧延ロールライン。

<目次>
1.風力発電の発展を支え続けてグローバルシェアNo.1
2.円筒形・円錐形の大型部品に最適な生産ラインを提供
3.サポート体制も拡充 日本での本格展開に期待

 

風力発電の発展を支え続けて
グローバルシェアNo.1

風力エネルギー産業に不可欠な機械「ベンディングロール(圧延ロール)」のリーディングカンパニーであるDaviが、日本での展開を強化している。

Daviは1966年からベンディングロールを製造しており、2001年に陸上風力タワー用のベンディングロールラインをNEG MICON/Vestas社に供給して以来、20年以上にわたり、各国風車メーカーの生産ラインを支えてきた。現在、世界で最も売れている風力エネルギー圧延ソリューションを有し、グローバルシェアは約60%に達している。

円筒形・円錐形の大型部品に
最適な生産ラインを提供


モノパイル基礎用の圧延ロールライン。

ベンディングロールは、金属板を圧延して円筒形あるいは円錐形にするための機械。風力エネルギー産業においては、風車のタワー部や浮体式洋上風力の基礎、着床式洋上風力のモノパイル等を生産するために使われている。

当初からDaviは、それぞれの製品向けにベンディングロールを供給するだけでなく、最終製品に応じてカスタマイズされた各種付属品もあわせて、生産ラインの最適化に向けた柔軟性の高いシステムをトータルソリューションとして提供してきた。

今日、同社ソリューションは、優れた圧延精度と生産時間の大幅短縮を両立させ、オペレーターの数を最小限に抑えつつ、高度な制御システムのもとで高い安全性を確保できるものとして、国際的に高く評価されている。そこには、各国の風力市場で培った経験とノウハウ、革新的な特許技術の数々が活かされている。その優れた品質は、CS WIND社、SIF社、WINDAR社、Haizea wind社など、世界の名だたるメーカーに採用されていることからも明らかだ。

 


 

サポート体制も拡充
日本での本格展開に期待

日本においても、Davi製品はさまざまな分野で導入されており、国内主要メーカーによる各種風力タワーの生産にも用いられてきた。最近では、トランジションピース(洋上風力タワーとモノパイルの接続部)生産のために、「SMART LINE」の設置が決まっている。SMART LINEは、簡単かつ高効率に大径円錐部を生産することができるDavi独自のソリューションだ。

Daviは日本国内にパートナー企業ネットワークを構築しており、導入からアフターまでサポート体制の拡充も図っている。世界標準を熟知した同社のソリューションにより、日本の風力エネルギー産業は、新たな一歩を踏み出すための大きな力を得ることができるだろう。

 


 

問い合わせ


Davi Promau
Via Civinelli, 1150 47522 Cesena (FC) Italy
E-mail:davi-sales@davi.com
TEL:+39 0547.319611


取材・文:廣町公則

WIND JOURNAL vol.7(2024年秋号)より転載

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