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【洋上風力第2ラウンド】長崎県西海市江島沖 第4回法定協議会を22日に開催

洋上風力第2ラウンドで発電事業者を選定した「長崎県西海市江島沖」の 第4回法定協議会が11月22日に開催される。選定事業者から今後のスケジュールや地域振興策などが示される見通しだ。

<目次>
1.長崎県西海市江島沖 第4回法定協議会
2.1万5000kWの洋上風車を28基設置する計画

 

長崎県西海市江島沖
第4回法定協議会

長崎県は、経済産業省資源エネルギー庁・国土交通省港湾局と共同で、「長崎県西海市江島沖における協議会」を設置しております。今般、昨年12月に再エネ海域利用法に基づく公募により選定された事業者を構成員に加え、以下の通り第4回協議会を開催します。

1 日時
2024年11月22日(金)14時30分~16時30分

2 会場
オリーブベイホテル(西海市大島町1577-8)

3 議題(予定)
・本協議会の運営について
・事務局および選定事業者による説明

4 インターネット配信
YouTube配信URL

1万5000kWの洋上風車を
28基設置する計画


長崎県西海市江島沖の促進区域(出典 経済産業省)

「長崎県西海市江島沖」は、長崎県西彼杵半島の西方沖にある江島を囲む海域で、促進区域の面積は3983.8ヘクタール。計画によると、最大出力は42万kW。1万5000kWの洋上風車を28基設置する。風車はVestas製で、供給価格は、22.18円kWh。昨年12月に住友商事と東京電力リニューアブルパワー(東電RP)が出資する「みらいえのしま合同会社」が発電事業者に選定された。

当初計画では、早ければ2025年1月に陸上工事を開始し、28年3月から洋上工事を始める。そして、29年8月の運転開始を目指す考えだ。建設期間の拠点港は北九州港(福岡県)だが、船舶での輸送時は長崎港を経由する。メンテナンスは西海市内の港湾を活用する予定。

DATA

長崎県西海市江島沖 第4回法定協議会


取材・文/高橋健一

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