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国内初、洋上風力向け海域管理システム提供 古野電気 日本郵船・日本海洋科学と協業で

創業以来70年以上にわたり培ってきた海洋電子技術やノウハウを生かし、洋上風力発電事業の環境アセスメント(環境影響評価)に有効な機器提供からO&M(運営・保守)まで一貫したサポートを提供する古野電気の古野清志執⾏役員に、主力事業と強みについて聞いた。

アセスに有効な機器提供から
海域管理まで一貫サポート

――主力事業は?
当社は創業以来、70年余りの会社です。漁船を中心に、海洋の船舶が安全安心の航海を実現するための機器・サービスを提供してきました。

今回、日本郵船(NYK)、日本海洋科学(JMS)と協業で、施工中・完成後のO&Mにおいて、当社独自の監視レーダー技術を活用した沿岸監視から、運航計画・管理、作業者の安全管理、気象・海象サービスなど、ハード・ソフト一貫した保守メンテナンスでサポートできる国内独自システムとしては初の海域管理システムを提供します。

第一に、船舶に付いているレーダーを応用し、海域のプレジャーボートや漁船、商船などを監視しながら、作業を安全に進めるレーダー監視技術があります。

第二に、超音波を用いて魚量や魚体長を把握できる魚群探知技術です。洋上風力発電の設備を設置する前には環境調査が必要です。魚などの資源の増減やどのような影響を受けるのかといったことの調査が必要になります。私どもの技術とノウハウが漁業との共生につながり、さらには、沿岸漁業のスマート化へつなげられると考えております。

第三に、衛星位置測位技術を用いたGNSS自動変位観測システム「DANA」です。洋上風力発電などの人工構造物の変位をミリメートルオーダーで3次元計測し、長期にわたってその状態を遠隔で自動監視できる定点連続計測システムです。これを洋上風力発電設備に装備することで、沈下の具合や傾斜などを継続的に監視できるものです。

――他社との違い、強みは?
洋上風力発電所が建設されるところには漁船や港があると思いますが、全国で弊社だけで30ヶ所、代理店を入れると200ヶ所以上のサービス拠点があります。何かが起きた時に駆け付けられるサービス網なども強みです。

話を聞いた人

古野電気株式会社
執⾏役員
舶⽤機器事業部
営業統括部⻑
国内営業部⻑
古野清志氏


取材・文:山村敬一

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