風況マストとドップラーライダーで地上高10m~200mの風況を調査 インター・ドメイン
2021/10/29
1989年に設立されたインター・ドメイン株式会社。当初は海洋開発を目指していたが、1990年代前半から小型風力発電、そして風況調査に路線変更。同社の代表取締役を務める杉本信策氏から、風況調査事業について話を聞いた。
洋上風力への需要に対応
ドップラーライダーを導入
――主力事業は?
当社は、風況調査30年のエキスパートです。地上高60mまで長期計測する風況マストと風速センサー等計測製品および地上高10m~200mの風況を計測するドップラーライダーの販売・レンタル・計測業務をご提供しています。
写真左から「ドップラーライダー」「風況観測マスト」「風速センサー」
NEDO風況調査フィールド事業は1990年代の地上高20mから始まり、2000年代には地上高60mまで大型化しました。弊社は、そのすべてにわたり主に米NRG社の風況調査機器を使った風況調査に従事してきました。風力タービンの大型化および洋上風力発電計画への需要に対応し、ドップラーライダーを導入しました。風況マストとドップラーライダーの複合観測を提供します。
話を聞いた人
インター・ドメイン株式会社
代表取締役
杉本信策氏
取材・文:山村敬一