【洋上風力第2ラウンド】新潟県村上市、胎内市沖 第4回法定協議会を11月7日に開催
2024/11/01
洋上風力第2ラウンドで発電事業者を選定した「新潟県村上市、胎内市沖」の 第4回法定協議会が11月7日に開催される。選定事業者から今後のスケジュールなどが示される見通しだ。
新潟県村上市、胎内市沖
第4回法定協議会
新潟県は、経済産業省資源エネルギー庁と国土交通省港湾局と共同で、新潟県村上市及び胎内市沖における協議会を設置しており、昨年12月に海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)に基づく公募により選定された事業者を構成員に加え、下記のとおり第4回協議会を開催します。
1 日時
2024年11月7日(木)午前9時30分~11時30分
2 会場
胎内市産業文化会館(胎内市新和町2-5)
※ 一部メンバーはWEB会議形式にて参加予定
3 議題(予定)
・本協議会の運営について
・事務局および選定事業者による説明
4 インターネット配信
YouTube配信URL
ラウンド事業で
最大の68万4000kW
新潟県村上市、胎内市沖の促進区域(出典 経済産業省)
「新潟県村上市、胎内市沖」は、村上市の岩船港付近から胎内市と新発田市の境界にかけての海域で、促進区域の面積は9188.1ヘクタール。計画によると、風車の施工は着床式で、最大出力は68万4000kW。第2ラウンドの4海域のなかで、面積・最大出力ともに最も大きい。
事業主体は、三井物産、大阪ガス、RWE(ドイツ)が出資する「村上胎内洋上風力コンソーシアム」。新潟県村上市、胎内市沖は、第2ラウンドの4海域のなかで唯一GE製の風車を採用する。現在の計画では、すでに実施が決まっているラウンド事業のなかで最大規模の1万8000kWの風車を38基設置する。供給価格は、3.00円/kWh。
メンテナンスは
村上市の岩船港を活用
新潟県村上市、胎内市沖の工事計画(出典 経済産業省)
建設時と撤去時の基地港湾は新潟港東港区(新潟市)、メンテナンスは岩船港(村上市)を活用する。2025年度にかけて海底地盤の調査を実施して、早ければ25年4月に着工、28年11月から洋上風車の設置に取り掛かる。
世界2位の洋上風力事業者であるRWEの豊富な経験を活かして、29年6月の運転開始を目指す考えだ。
DATA
取材・文/高橋健一