【WIND EXPOリポート②】施工コストの低減につながる地盤解析ソフトウェア
2025/10/10

2025年9月17日(水)~19日(金)、日本最大の風力発電技術の展示会「WIND EXPO 秋 第15回国際風力発電展」が幕張メッセで開かれた。施工コストの低減につながる地盤解析ソフトウェアを紹介する。
最先端ソリューションや
ビジネスヒントが集結
展示会場の幕張メッセ
2050年カーボンニュートラル実現に向け、主力電源としてますますの普及が期待される風力発電。「WIND EXPO 秋 第16回国際風力発電展」は風車から風力発電所の建設、保守・運用、洋上風力技術まであらゆる製品・技術が出展し、世界各国から専門家が来場する展示会として業界に定着している。しかも世界中から人と情報が集まり、face to faceで風力発電ビジネスを加速させる重要なプラットフォームだ。
会場では、洋上風力発電の取り組みや市場見通しに関するセミナー、風力を活用するさまざまな技術や製品の展示が行われた。風力発電に関する最先端のソリューションやビジネスヒントが集まり、国内外の企業が最新技術を披露した。
施工コストの低減につながる
地盤解析ソフトウェア
JIPテクノサイエンスの展示ブース
JIPテクノサイエンス株式会社は、2003年の創業以来、日本電子計算株式会社の科学技術部門として、半世紀以上にわたり高度な専門知識を有する技術者集団による解析コンサルティングを通じて、最適なソリューションを提供している。
展示ブースでは、洋上風力分野で用いる地盤解析ソフトウェア「PLAXIS」と解析事例を披露した。PLAXISは、2次元用の「PLAXIS 2D」、3次元用の「PLAXIS 3D」、モノパイル基礎用の「PLAXIS Monopile Designer」のラインナップをそろえている。海底地盤を詳細に解析することによって、施工コストを低減させることが期待できる。そのほか、汎用構造解析ソフトウェア「DIANA」、土木・建築向け汎用3次元動的解析ソフトウェア「TDAPIII」についても紹介し、来場者の注目を集めていた。
DATA
取材・文/ウインドジャーナル編集部