【洋上風力第3ラウンド】山形県遊佐町沖 第5回法定協議会を17日に開催
2025/11/12
洋上風力第3ラウンドで発電事業者を選定した「山形県遊佐町沖」の 第5回法定協議会が11月17日に開催される。選定事業者から今後のスケジュールなどが示される見通しだ。
1.山形県遊佐町沖 第5回法定協議会
2.1万5000kWの洋上風車を 30基設置する計画
山形県遊佐町沖
第5回法定協議会
再エネ海域利用法に基づく「山形県遊佐町沖における協議会(第5回)」について、経済産業省資源エネルギー庁および国土交通省港湾局との共同により、下記のとおり開催しますので、当日の取材をよろしくお願いします。
1 日時
2025年11月17日(月)14時00分~16時00分(予定)
2 会場
パレス舞鶴
(山形県遊佐町小原田字沼田 12-1)
3 議題(予定)
1.本協議会の運営について
2.事務局および選定事業者説明
1万5000kWの洋上風車を
30基設置する計画

山形県遊佐町沖の促進区域(出典 資源エネルギー庁)
青森県日本海南側と山形県遊佐町沖は2023年10月に再エネ海域利用法に基づく促進区域に指定され、24年1月から事業者を公募していた。山形県遊佐町沖は、秋田県境にある遊佐町の沖合。促進区域は、吹浦漁港の南側から酒田市との境界にかけての約4100ha。選定事業者は、丸紅、関西電力、BP Iota Holdings Limited、東京瓦斯、丸高(山形県酒田市)の5社で構成する「山形遊佐洋上風力合同会社」。事業計画によると、発電設備は着床式。発電出力は45万kW(1万5000kW×30基、Siemens Gamesa Renewable Energy製)。運転開始予定時期は30年6月。BP Iota Holdings Limitedは、英国ロンドンに本社を置く BP p.l.c.の100%子会社。
同海域の法定協議会では、海岸線から約1.8kmの範囲には洋上風力発電設備を設置しないことや、沖側からの設置を検討すること、それに事業者は地域や漁業との共存共栄の理念を理解し、信頼関係の構築に努めること、超低周波音などの影響に地域住民から不安の声が示される場合は、必要な措置を検討することなどを意見集約している。
DATA
取材・文/高橋健一








