注目キーワード

English 日本語

政策・制度

洋上風力第3ラウンドの建設拠点 青森港、酒田港が基地港湾に指定

国土交通省は4月26日、洋上風力発電の建設拠点となる基地港湾について、新たに青森港と酒田港(山形県)を基地港湾に指定した。これで基地港湾は7港となった。

洋上風力の基地港湾
これまでに5港が指定

能代港の埠頭

基地港湾に指定され整備が進む能代港(秋田県能代市)

基地港湾は、洋上風力発電の風車建設の建設拠点となる。これまでに、秋田港、能代港(秋田県)、新潟港、鹿島港(茨城県)、北九州港(福岡県)の5つの港が指定されている。

基地港湾を構成する施設の規模及び配置のイメージとして、国土交通省は、(1) 現在、欧州等において洋上風力発電設備部材の輸送に利用されている貨物船(30,000DWT級)やSEP船に対応可能な岸壁諸元が必要(水深12m、延長230m程度)、(2) 15MW級の洋上風力発電設備のプレアッセンブリに対応するためには、砕石等による荷重分散など施工上さまざまな工夫を行ったうえで、約35t/m2の地耐力が必要、(3)用地面積については、 27.5~32.0ha程度あれば、部材の仮置きを含め海上工事の円滑な実施が可能、以上の3点を掲げている。

第3ラウンド
青森沖、山形沖の拠点港に

青森港

新たに基地港湾に指定される青森港(青森市)

青森市の青森港は、洋上風力第3ラウンドで事業者を公募している青森県日本海南側の建設期間の拠点港湾となることが想定されている。このほかにも、青森県日本海北側が2020年7月に「有望な区域」整理に整理され、青森県陸奥湾も2020年7月に「一定の準備段階に進んでいる区域」に整理されている。

酒田港

新たに基地港湾に指定される酒田港(山形県酒田市)

山形県の酒田港は、同じく洋上風力第3ラウンドで事業者を公募している山形県遊佐町沖の建設期間の拠点港湾となることが想定されている。このほかにも、山形県酒田市沖が2023年10月に「有望な区域」に整理されている。

国交省の交通政策審議会港湾分科会は4月8日、第28回洋上風力促進小委員会を開催した。会議では、青森港と酒田港の基地港湾指定について議論した。国交省から青森港と酒田港の港湾計画や、基地港湾の指定に関する規準と適合していることについての説明があった。委員から異論は出されず、基地港湾指定の手続きを進めることを了承していた。

DATA

青森港、酒田港を基地港湾に指定<


取材・文/高橋健一

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.11 | ¥0
2026/9/9発行

お詫びと訂正

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 重量物吊り上げ大手のマムートが日本法人を設立、東京重機との協業を発表
  2. 【洋上風力第2ラウンド】国産初のモノパイル3基が秋田港に到着、本格的なサプライチェーン構築の第一歩
  3. 【サンコーシヤ】風力発電設備の長期安定運用に貢献する総合雷対策コンサルサービス
  4. 【深堀り解説】30円/kWhの供給上限価格案は? 専門的な視点で読み解く
  5. DENZAIグループ、2500トンクレーンを導入 巨大化する洋上風車に対応
  6. 【コスモシステム】ブレードへの落雷電流を高精度で計測「落雷検出システム」が日本初上陸!
  7. 『WIND JOURNAL』vol.11[2026年秋号]9/9発行!
  8. 停滞する洋上風力第4ラウンド 日本の構造的な課題が一気に噴出
  9. 秋田市のブレード落下事故で最終報告書「構造上の問題と損傷の未確認が原因と推定」
  10. 洋上風力から欧州企業の撤退相次ぐ 事業性の担保が急務

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.11 | ¥0
2026/9/9発行

お詫びと訂正