注目キーワード

English 日本語

政策・制度

国交省、洋上風車の大型化に対応した港湾施設のあり方を議論 10月29日に初会合

国土交通省は、洋上風車の大型化などに対応した港湾施設のあり方についての検討会初会合を10月29日に開催する。基地港湾の課題を整理するとともに、浮体式洋上風力発電への対応についても議論し、早ければ年度内に取りまとめを行う予定だ。

<目次>
1.3回程度開催し年度内に取りまとめ
2.洋上風力発電の導入促進に向けた港湾のあり方に関する検討会

 

3回程度開催し
年度内に取りまとめ

能代港

基地港湾として整備が進む能代港(秋田県能代市)

日本国内における洋上風力発電事業の案件形成が大きく進展しており、資機材の国内生産に向けた取り組みや浮体式洋上風力発電に関する取り組みが活発化するなど、洋上風力発電を取り巻く状況は日々変化している。また、風車の大型化や洋上風力発電事業の大規模化も今後進むことが見込まれている。

国土交通省港湾局では洋上風力発電の設置、維持管理に必要となる基地港湾をこれまで7つの港を指定した。洋上風力発電を取り巻く状況の変化を踏まえ、さらなる導入促進に向けて必要となる港湾機能について検討するため、「洋上風力発電の導入促進に向けた港湾のあり方に関する検討会」を開催する。この検討会は3回程度開催し、早ければ今年度中に取りまとめを行う予定。

洋上風力発電の導入促進に向けた港湾のあり方に関する検討会

1 日時    
2024年10月29日(火)午前9時00分~11時00分

2 主な議事
・洋上風力発電を取り巻く近年の動き
・スケジュールについて
・指定済み基地港湾における見えてきた課題
・浮体式洋上風力発電設備への対応

3 参加者名簿
【有識者】
日本大学 海洋建築工学科教授 居駒 知樹
足利大学 名誉教授 牛山 泉
早稲田大学 法学学術院 教授 河野 真理子
一般財団法人沿岸技術研究センター 参与 菊池 喜昭
神奈川大学 海とみなと研究所 上席研究員、
横浜国立大学 名誉教授、放送大学 名誉教授 來生 新
京都大学 経営管理大学院 特命教授 渡部 富博
【関係団体】
(一財)沿岸技術研究センター 特別研究監 栗山 善昭
(国研)海上・港湾・航空技術研究所 研究統括監 小澤 康彦
(一財)港湾空港総合技術センター 業務執行理事兼洋上風力部長 松田 英光
(一社)日本埋立浚渫協会 技術委員長 野口 哲史
(公社)日本港運協会 理事兼港湾物流戦略室長 久米 秀俊
(公社)日本港湾協会 専務理事 中島 洋
(一社)日本風力発電協会 副代表理事 山田 正人
【行政関係者】
経済産業省
資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
新エネルギー課 風力政策室長 古川 雄一
国土交通省
港湾局 計画課長 森橋 真
産業港湾課長 中川 研造
海洋・環境課長 白井 正興
海事局 海洋・環境政策課長 河合 祟
国土技術政策総合研究所 港湾・沿岸海洋研究部長  江 宗生

DATA

風車の大型化などに対応した港湾施設の規模などの検討を開始


取材・文/高橋健一

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. ファイバーマックス、合成繊維製浮体係留索の国内製造に向け 秋田県、秋田市と覚書を締結 大水深を視野に製品開発
  2. 【WIND EXPOリポート②】施工コストの低減につながる地盤解析ソフトウェア
  3. 【検証】三菱商事、社長会見の一問一答 洋上風力第1ラウンド撤退の背景は?
  4. スコットランド気候対策・エネルギー大臣に聞く 日本の浮体式技術開発への貢献に意欲
  5. 長崎県五島市沖の浮体式洋上風車 来年1月稼働へ建設大詰め、大型量産化に対応した技術開発も
  6. 【洋上風力第2ラウンド】秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖 3年後の運転開始に向け陸上工事が本格化
  7. 【洋上風力第4ラウンド】秋田市沖と福岡県響灘沖を有望区域に、新たに3海域をセントラル方式の調査対象区域に
  8. 【特集】洋上風力「第4ラウンド」の動向まとめ 異例の展開のラウンド事業の行方は?
  9. 浮体式洋上風力の新たな産業戦略を公表 魅力ある市場づくりが緊急の課題
  10. 【洋上風力第1ラウンド】三菱商事 3海域からの撤退を正式表明 関係自治体に動揺広がる

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.09 | ¥0
2025/9/17発行

お詫びと訂正