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【スコットランド国際開発庁】浮体式洋上風力発電で世界をリード 日本の技術研究組合と覚書を締結

浮体式洋上風力発電で世界をリードする英国・スコットランドが日本との結びつきを強めている。日本企業が浮体式の開発拠点に相次いで進出し、実証研究分野でも連携を深めている。

メイン画像:スコットランド政府 気候変動対策・エネルギー大臣 ジリアン・マーティン氏

<目次>
1.浮体式の開発拠点に日本企業が相次いで進出
2.WIND EXPO【春】スコットランドパビリオン 出展企業

 

浮体式の開発拠点に
日本企業が相次いで進出

スコットランドは、豊かな海岸線と優れた風況を活かして洋上風力の世界的な先進地域として知られている。現在稼働中の約3GWに加え、さらに40GWを超える洋上風力の開発パイプラインを有している。そのうちの半分以上が浮体式で、これは世界有数の規模を誇る。2017年に世界初の浮体式商用プロジェクトが稼働し、2024年に開設した「浮体式風力イノベーションセンター」による産官学連携の研究開発など、技術面でも国際的なリーダーシップを発揮している。

日本の浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWRA)が昨年9月、スコットランドの実験施設「欧州海洋エネルギーセンター」(EMEC)と、浮体式の技術開発に向けた覚書を締結した。EMECは、潮流・波力発電技術の実証を行う世界有数の研究施設だ。浮体式洋上風力の技術開発に向けて、実際の海域で試験できる環境の構築を進めている。

 


スコットランド北東部のニグ港

昨年7月には、三井物産と商船三井が共同でスコットランド北東部のニグ港を買収した。2社は北海に面したニグ港で、今後拡大する浮体式洋上風力開発の知見やノウハウの獲得を目指す。ニグ港では、住友電気工業が最新鋭の海底ケーブル工場の建設を進めていて、英国の洋上風力サプライチェーンの一翼を担う。

スコットランド気候変動対策・エネルギー大臣のジリアン・マーティン氏に今後の展望を聞いた。

— スコットランドの最先端技術を日本国内でどのように活用してほしいですか。

マーティン大臣 海洋構造物の設計や設置、メンテナンスなどのサブシー技術をはじめとする幅広い分野の知見・経験を持つスコットランドのサプライチェーン企業とのパートナーシップを通じて、日本の洋上風力産業の発展に貢献したいと考えています。スコットランド政府は海洋空間計画を策定しています。日本も近い将来、EEZ(排他的経済水域)内に浮体式洋上風力発電を拡大するにあたって、海洋空間計画の策定を検討する必要性が高まると考えていますが、そうした機会においてもスコットランドの専門知識を活用してほしいと思います。

— 日本企業にどのようなことを期待していますか。

マーティン大臣 日本企業にはものづくりに関する豊富な専門知識があり、極めて精緻な技術を持っています。日本のものづくり企業がスコットランドに進出することで、洋上風力のサプライチェーンを育成することにもつながるでしょう。スコットランドは日本の企業や投資家を歓迎しています。日本とスコットランドの企業は、それぞれの専門知識と経験を持ち寄って、洋上風力産業のさらなる成長に貢献できると考えています。そして、そこにはたくさんのチャンスがあると期待しています。

 

Acteon

オフショア全工程を
統合管理する実績企業

洋上エネルギー資産の設計・設置・保守・ライフエクステンション・撤去まで一貫支援。データと技術力で最大価値を実現するグローバルリーダーです。

 

Balmoral Comtec Ltd

洋上風力を支える
統合型浮体・保護技術

ケーブル保護システム、洗掘防止システム、テザークランプ、分散浮力モジュール、係留、タッチダウン保護、ベンドスティフナーなど、包括的な海中ソリューションを提供します。

 

Enerfloat Ltd

浮体式洋上風力の運用を
現場経験で最適化

浮体式洋上風力の戦略立案から運用・保守まで一貫支援。洋上での主要部品交換の実績で安全・効率的な運用を実現します。

 

First Marine Solutions(FMS)

浮体式洋上風力を
支える係留の専門家

浮体式洋上風力の係留設計・調査・設置・運用まで一貫支援。世界で350マイル超の実績と革新技術で最適化を実現します。

 

IQ Integrity Limited

設備管理を効率化 
資産価値と安全向上

設備資産のリスク・点検・保守・修理を一元管理。現場対応も可能なONEシステムで再生可能エネルギーの発展に貢献します。

 

James Fisher and Sons plc

洋上風力の全工程を
支える総合技術力

洋上風力の建設・運用・保守を一貫支援。海中遮音技術やブレード補修などの技術で資産の長寿命化と効率化を実現します。

 

Rotech Subsea

非接触式掘削技術で
洋上風力・再エネを支える

非接触式掘削・埋設技術を活用し、洋上風力や再生可能エネルギー分野の施工・保守を世界の国々で安全かつ効率的に支えています。

 

Subsea Micropiles

洋上基礎技術で
持続可能な海洋を実現

マイクロパイル技術を応用した最新の洋上アンカー・基礎ソリューションで、風力発電や海洋インフラの発展に貢献します。

 

AJT Engineering Limited

革新型係留技術で
洋上風力の安全向上

革新的係留システムで洋上風力や海洋資産の迅速・安全・効率的な接続を実現し、多様な海洋エネルギー分野のプロジェクトに対応します。

 

Apollo Engineering Consultants Limited

洋上風力・海洋で
実績豊富な技術集団

洋上風力や海洋エネルギー分野で設計・解析・実装まで一貫支援。浮体式向けの海底ケーブル関連技術などの独自ソリューションで課題を解決します。

 

ETZ Ltd

スコットランド北東部で
再エネ産業拠点化

洋上風力・水素・テクノロジー・イノベーションの各分野で、供給網の構築や企業誘致を支援し、低炭素エネルギーの導入拡大と地域の産業拠点化を支援します。

 

Kraken Robotics

高解像度海底計測の
ロボティクス企業

海洋ロボティクス分野で洋上風力向けに、海底ケーブル埋設深度評価、高分解能音響計測、地盤・海底インフラ調査を提供します。

 

Montrose Port Authority

北海拠点の物流港 
再エネ支援と地域貢献

北海に位置し、洋上風力などの再生可能エネルギーのO&M拠点。独立港として地域・企業の成長と脱炭素を支援します。

 

Stornoway Port

西スコットランドの拠点港 
再エネ支援の新ハブ

新設ディープウォーターバースと製造拠点で、洋上風力などの再生可能エネルギー事業を支援。地域還元型の独立港として発展している。

 

英国大使館
スコットランド国際開発庁

スコットランドの貿易促進および直接投資の誘致を担う経済開発機関です。スコットランドへの直接投資、貿易取引を検討している日本企業のみなさまのサポートを行っています。

 

 

問い合わせ

英国大使館
スコットランド国際開発庁

東京都千代田区一番町1
駐日英国大使館
担当:宮北
E-mail:sdi-japan@scotent.co.uk

WIND EXPO【春】 に出展!
ブース番号:W28-48


写真:金子怜史
取材・文:ウインドジャーナル編集部

WIND JOURNAL vol.10(2026年春号)より転載

Sponsored by スコットランド国際開発庁

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