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ドイツの陸上風車メーカーが日本で初の販売契約、ベンシス・エナジー

ドイツ南西部のザールラント州ノインキルヒェンに本拠地を置き、ギアレス風力発電機の開発・製造を手掛ける独ベンシス・エナジーはこのほど、主力の一つである「VENSYS115」(定格出力4.1MW)16基をCEF津山ウインドファーム(岡山県津山市)に提供する契約を締結した。2019年に日本の陸上風力発電マーケットに参入して以来、初めて。日本法人のマイケル・ケラー氏が独占インタビューで明らかにした。

――主力商品は。
日本の市場向けの主力商品は二つあります。一つが「VENSYS82」(出力1.5MW)、もう一つが「VENSYS115」(4.1MW)という風車です。

――日本での販売実績を教えてください。
ベンシスは陸上のみで活動していますので、洋上向けに風車を販売していません。2年前に日本市場に参入し、日本法人を1年ほど前に設立しました。
日本での風車の販売実績はありませんでしたが、大きなパートナーが見つかり、日本での最初の陸上向けの風車販売契約書への署名を2021年8月末に終えたところです。今回成立した契約は、CEF津山ウインドファーム(岡山県津山市)による16基の「VENSYS115」(定格出力4.1MW)の採用です。


出典:ベンシス社

――「VENSYS82」と「VENSYS115」の特長は。
ギアレスによる修理・メンテナンスコストを削減することができるとともに、高品質の永久磁石を採用したことで、高い収益性と高いエネルギー収益率が実現しました。耐摩耗性にも優れ、省メンテナンスの歯付ベルト駆動ブレードピッチシステムを採用しています。



出典:ベンシス社

――パートナーとの契約締結に関しては、どこの会社なのかは、公表済みですか。
すべての手続きが完了しているわけではありませんので、公表することができません。9月初めに正式発表予定です。

――菅義偉首相は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言。「洋上風力産業」は2030年に10GW、2040年に30~45GWの目標を示しました。このことをどう受け止めますか。

日本政府の宣言については、洋上、陸上に関わらず、温室効果ガスの排出ゼロに向けた宣言を嬉しく思っています。

――日本の陸上向けの収益計画は。
2年ほど前に日本への参入の計画と活動を始めてから、今までにたくさんのお客さまから興味があるとの意見をいただいています。そして、ベンシス製の風車の技術に対して、とても良いフィードバックをいただいており、日本での活動にとてもポジティブな見通しを持っています。日本市場はベンシスにとって、最も重要なマーケットの一つと位置付けています。

弊社は、9月29日から10月1日開催のWind Expo 2021に出展します。(ブース番号22‐16)
日本の風力市場関係者とお会いできるのを楽しみにしております。

話を聞いた人

VENSYS Energy AG
営業部副部長
オーストリア、英国、アイルランド、日本市場責任者
VENSYS JAPAN 株式会社
代表取締役
マイケル・ケラー氏

取材・文 / 山村敬一

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