注目キーワード

English 日本語

業界トピック

日本の風力黎明期から培った技術力を洋上風力へ[スーパーレジン工業]

複合材料の設計・製造を中心に、特殊ハイスペック部品の開発を手掛けるスーパーレジン工業。日本の風力発電黎明期からその技術力を発揮してきた同社が、洋上風力への参入を目指す。同社取締役営業部長の朝倉明夫氏に聞いた。

かつては2年で約1000本製造
風力黎明期から技術力を培う

1957年創業のスーパーレジン工業は、繊維と樹脂との性質を組み合わせる複合材料(FRP)の設計・製造を中心に、航空宇宙、産業機器等向け特殊ハイスペック部品の開発で社会インフラを支えてきた。70年の大阪万国博覧会のシンボル「太陽の塔」、小惑星探査機「はやぶさ2」などでも同社製品が使用された。

風力発電に初参入したのは1991年以降。日本では黎明期だった時、大手重工業の依頼で225kW向けブレード(15メートル)を2年間で約1000本製造したのが始まりだ。

だが2000年代に入り、風力発電では海外製品が先行し、日本は開発競争に負けた。そして今、洋上風力発電で復活の兆しが出ている。一方で、洋上風力発電は発電効率化のため大型化が進んでおり、メーカーには100メートルを超えるブレードを作れる技術力が求められている。

そこで同社の「炭素繊維強化プラスチック」(CFRP)が活きてくる。鉄やアルミよりも剛性、軽量性は高いが、価格も高くなる。その分は「当社の強みである設計から製造までの一貫体制とお客様と初期からヒアリングをさせていただく事で工期とコストのバランスの良い生産が可能です」と、同社取締役営業部長の朝倉明夫氏は話す。海外製に遅れを取る日本が巻き返せるか、日本の技術力が試されている。

話を聞いた人

スーパーレジン工業株式会社
取締役営業部長
朝倉明夫氏

関連記事

経済産業省
和歌山県庁
WJ_EXECUTIVE05
鰺ヶ沢町沖

アクセスランキング

  1. 秋田県、秋田・能代港湾区域の魚礁効果を調査 渋谷潜水工業が受託候補者に...
  2. 洋上風力第4ラウンド、「有望な区域」の整理に向けて 国が発電事業者から情報提供の受け付け開始...
  3. 【特集】洋上風力「第3ラウンド」の動向まとめ 青森、山形の2海域を徹底分析!...
  4. 【第2ラウンド深堀り解説①】第2ラウンド4海域 それぞれ別々の企業連合が選定事業者に...
  5. 着床式洋上風力発電の“いま”。北九州市響灘沖で建設工事が本格化
  6. 【第3ラウンドの最新動向】 山形県遊佐町沖は異例の展開、30前後の事業体が参入...
  7. 洋上風力第3ラウンド 、青森、山形の2海域で公募開始 評価基準の配点は変更なし...
  8. 浮体式洋上風力トップ3社に聞く、日本が直面する課題と突破口
  9. ハブ、ナセルからタワーまで風車1基の定期点検に密着!
  10. パワーエックス 2025年に世界初の電気運搬船を建造

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.06 | ¥0
2024/2/28発行

お詫びと訂正