注目キーワード

English 日本語

政策・制度

山形県遊佐町沖 町役場がフォトモンタージュを作成

山形県遊佐町沖が再エネ海域利用法に基づく促進区域に指定されたことをうけて、洋上風車が建設された際の景観を具体的にイメージできるように同町が仮想的な画像を作製し、町のホームページで公開している。

(アイキャッチ画像 出典:遊佐町役場)

洋上風車を
より具体的にイメージ

山形県遊佐町沖

山形県遊佐町沖のフォトモンタージュ(出典 遊佐町役場)

山形県北部の遊佐町は、秋田県と接する人口約1万2000人の町。経済産業省と国土交通省は今年10月、遊佐町沖を再エネ海域利用法に基づく促進区域に指定した。指定されたのは、海岸線からおよそ5kmまでの距離の4100ha余りの海域。

遊佐町は、洋上風車が建設された際の景観を具体的にイメージできるよう、町内4ヶ所の地点からの仮想的な画像(フォトモンタージュ)を作製した。町のホームページで公開している。仮想的な画像は、発電出力を45万kWと想定し、1万5000kW級の風車を30基設置している。海岸からの距離を1マイル(1852m)確保したうえで、10基の風車を3列に配置している。

実際の風車の規模や配置計画は、開発事業者が水深・海底地形・地質などを考慮して最終判断する。本図はあくまで、事業想定区域内において機械的に風車を配置したイメージ図であり、実際の計画を示すものではないとしている。遊佐町地域生活課は「町民のみなさんに、洋上に設置した際のイメージをより具体的に感じ取っていただくために作成した」と説明している。

DATA

山形県遊佐町沖洋上風力発電事業に関する景観イメージを作製しました


取材・文/高橋健一

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 【検証】三菱商事、社長会見の一問一答 洋上風力第1ラウンド撤退の背景は?
  2. 【WIND EXPOリポート②】施工コストの低減につながる地盤解析ソフトウェア
  3. 長崎県五島市沖の浮体式洋上風車 来年1月稼働へ建設大詰め、大型量産化に対応した技術開発も
  4. 【洋上風力第4ラウンド】秋田市沖と福岡県響灘沖を有望区域に、新たに3海域をセントラル方式の調査対象区域に
  5. 【特集】洋上風力「第4ラウンド」の動向まとめ 異例の展開のラウンド事業の行方は?
  6. 【洋上風力第2ラウンド】秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖 3年後の運転開始に向け陸上工事が本格化
  7. 【特集】洋上風力「第1ラウンド」の動向まとめ 第2、第3ラウンドの事業継続は?
  8. 浮体式洋上風力の新たな産業戦略を公表 魅力ある市場づくりが緊急の課題
  9. 【洋上風力第1ラウンド】三菱商事 3海域からの撤退を正式表明 関係自治体に動揺広がる
  10. 【第2ラウンド深堀り解説①】第2ラウンド4海域 それぞれ別々の企業連合が選定事業者に

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.09 | ¥0
2025/9/17発行

お詫びと訂正