注目キーワード

English 日本語

> 政策・制度

陸上の風車建設を規制へ 法案を閣議決定「自衛隊レーダーへの影響を防止」

政府は3月1日、ミサイルや領空侵犯を監視する自衛隊のレーダーの運用への影響を防ぐため、陸上での風力発電の風車建設を規制する法案を閣議決定した。防衛相が指定した区域で発電事業者に事前の届け出を義務付ける。

防衛相が区域を指定
事前の届け出を義務付け

航空自衛隊の警戒管制レーダーは北海道稚内市、青森県むつ市、石川県輪島市など全国28カ所に設置されている。立ち並んだ大型の風車は、航空自衛隊レーダーの電波を反射し、正確な目標探知を妨げる恐れがあるとされている。

通称「防衛・風力発電調整法案」は、風力発電設備が、自衛隊のレーダーなどに障害を及ぼすおそれがあることを踏まえ、風力発電設備の設置者と防衛大臣が調整を行う仕組みなどを制度化する内容だ。法案では、自衛隊や在日米軍の施設周辺を対象に、防衛相の告示で区域を指定し、新たな風車を建設する際には、発電事業者に事前の届け出を義務づける。

木原防衛相
自衛隊活動に必要な法案

木原防衛相は閣議後の記者会見で「自衛隊などの円滑かつ安全な活動を確保するために必要な法案であり、引き続き丁寧にご説明を行い、国会での早期の成立を期してまいります」と話した。

DATA

防衛大臣記者会見


取材・文/高橋健一

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.11 | ¥0
2026/9/9発行

お詫びと訂正

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 浮体式洋上風力市場 海外先行事例から学ぶ、経済性重視の市場設計
  2. 【深堀り解説】⼤⽔深・過酷環境実証の都道府県公募が10月30日締め切り 浮体式主要部材 量産化の動きも
  3. 【風力発電の安全対策】冬季雷区域は年1回の検査義務化、事業運用への影響は
  4. 北海道檜山沖でセントラル方式の追加調査 事業性を再検討へ
  5. 【洋上風力第2ラウンド】国産初のモノパイル3基が秋田港に到着、本格的なサプライチェーン構築の第一歩
  6. 【洋上風力第1ラウンド】東京電力RPが千葉県銚子市沖で環境アセスを開始 再挑戦の背景とは
  7. 浮体式洋上風力の過酷環境実証が始動、国が海域公募を開始
  8. 北海道大学 洋上風力人材育成の共通カリキュラムを新設へ
  9. 秋田県男鹿市のブレード破損事故で最終報告 全国の風車設置者に保安規程の再検討を要請へ
  10. 北九州響灘洋上ウインドファームが運転開始 愛称は「Wind KitaQ 25」

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.11 | ¥0
2026/9/9発行

お詫びと訂正