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帝人の高性能パラ系アラミド繊維、洋上風力の実現に向け大きく前進

強靭かつ軽量なアラミド繊維の「トワロン®」と「テクノーラ®」のメーカーである帝人。耐久性が高く、よりサステナブルな製品を通じて、洋上風力発電に新たなソリューションを提供する。

メイン画像:WIND EXPOで展示するアラミド繊維を使用した浮体係留索

<目次>
1.高い強度の「スーパー繊維」浮体係留索に最適な素材

 

高い強度の「スーパー繊維」
浮体係留索に最適な素材


「スーパー繊維の代表格」と呼ばれるパラ系アラミド繊維。鉄に比べると、単位重量あたりの強度は8倍で、重さは6分の1。合成繊維なので錆びず、柔軟性も高い。同じ合成繊維のポリエステルやナイロンと比べても、単位重量あたりの強度が4~5倍以上あり(当社比)、アラミド製の係留索やロープはより細く、より軽く設計することができる。その中でも帝人のパラ系アラミド繊維「トワロン」は、高い耐久性から、海事産業のロープ製品、自動車用途、土木用途などの過酷な環境で重用されている。


長期にわたって高い張力がかかる洋上風力発電の浮体係留索として、アラミド繊維はうってつけの素材だと帝人の担当者は説明する。「水深の深い海域に設置する浮体式洋上風力発電では、係留索が長くなって敷設時の取り回しが困難になります。帝人のパートナー企業であるFibreMax(オランダ)のアラミド製の係留索は軽く、柔らかいため、施工時の取り回しが容易です。耐久性が高く錆びることがないため、海中で20年間使用できると考えています」。FibreMaxは、独自の特許技術で寸法安定性が高い係留索を製造している。

帝人は、使用済みのアラミド繊維を回収・処理し、再びアラミド繊維へリサイクルする体制の構築を進めている。「洋上風力発電のライフサイクル全体で環境負荷の低い製品を提供し、日本の洋上風力発電産業の発展に貢献したいと考えています」と意気込む。

問い合わせ


帝人株式会社 アラミド事業本部
TEL:03-3506-4628
MAIL:teijin-aramid-web@teijin.co.jp


写真/金子怜史 取材・文/山下幸恵(office SOTO)

WIND JOURNAL vol.8(2025年春号)より転載

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