「WIND EXPO 秋 風力発電展」で風力発電ビジネスの鼓動を体感しよう!
2021/09/24
脱炭素の切り札として、特に注目されているのが風力発電だ。いよいよ今月末に迫ったスマートエネルギーWeekでは「WIND EXPO 秋 風力発電展」も開催される。巨大ビジネスへの成長が予感される洋上風力発電や保守・メンテナンスなど、必見のブースを紹介する。
新ビジネスの誕生が期待される
風力発電のサプライチェーン
「WIND EXPO 秋 風力発電展」は9月29日(水)~10月1日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される。秋に東京で開催されるのは初めてだ。脱炭素の機運の高まりを受け、ビジネスの温度感が伝わりやすいリアルでの開催を予定している。
(画像出典:WIND EXPO 秋 風力発電展)
世界的にコストダウンが進み、経済性のある電源とされる風力発電。国内でも、次期エネルギー基本計画の素案で、陸上風力の導入拡大や洋上風力の案件形成の加速などについて言及された。
風力発電のサプライチェーンは、風車や基礎の製造から設置、運用やメンテナンスと多岐にわたる。特に、洋上風力においては海上での設置作業や維持管理が求められるため、新たなビジネスの誕生が期待されている。
洋上風力の安全守るパイオニア
東京汽船の交通船CTVの運航
東京汽船は、CTV(小型アクセス)船という作業員を洋上風力発電まで安全に輸送する交通船のパイオニアだ。2013年から福島沖や銚子沖、北九州沖でCTV船を運航してきた。今年からは秋田能代沖でも運航を始めている。
(画像出典:WIND EXPO 秋 風力発電展 東京汽船)
「海上安全のサポート」を社是とする東京汽船は、基幹事業であるタグボートや防災、緊急出動・海難救助業務を70年以上続けている。ノウハウを集約し、風力発電のO&MをサポートするCTV船は一見の価値がある。
JMUは実証で得た知見を披露
SEP船や独自開発の浮体は必見
日本の造船業をリードしてきたユニバーサル造船とIHIMUが統合して誕生したジャパンマリンユナイテッド(JMU)。自動昇降式の作業台船であるSEP船や風車を支える浮体を展示する。
(画像出典:WIND EXPO 秋 風力発電展 ジャパンマリンユナイテッド)
同社が独自に開発したセミサブ浮体は、12MW級以上という大規模な風車を支えることが可能だ。「福島浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」で得た建造や設置、保守管理の知見を活かして開発したというセミサブ浮体は必見だ。
1世紀を超える歴史が証する実績
川崎汽船の全方位的支援サービス
「ケイライン」の愛称で親しまれる川崎汽船は、グループ一体となって洋上風力発電のサプライチェーン構築を支えるサービスを提供する。1世紀を超える歴史で培った海運・海洋・物流の経験から編み出されるソリューションは比類がない。
(画像出典:WIND EXPO 秋 風力発電展 川崎汽船グループ)
調査から建設・オペレーションまでの作業支援はもちろん、風力発電設備のメンテナンス業務支援や洋上風車の設置に関する海上作業、輸送に貢献する「ケイライン・ウインド・サービス」といった豊富なソリューションをぜひ肌身で感じてほしい。
(画像出典:WIND EXPO 秋 風力発電展 ケイライン・ウインド・サービス)
イベント概要
WIND EXPO 秋 風力発電展
会期:2021年9月29日(水)~10月1日(金)
10:00 ~ 18:00(最終日は17:00まで)
会場:東京ビッグサイト(青海展示棟)
主催:RX Japan株式会社
TEL:03-6629-9763
新型コロナウイルスの感染対策について
スマートエネルギーWeek会場では、徹底したコロナ対策を実施する。ソーシャルディスタンスの確保はもちろん、会場入口での全来場者の体温測定を実施し、全ての出入り口に消毒液を設置。マスク配布カウンターを設け、医師・看護師も会場に常駐する。
※9/●(●)現在、本展は予定通り開催いたします。最新情報は展示会HPをご確認ください。
文:山下幸恵(office SOTO)