注目キーワード

English 日本語

政策・制度

【洋上風力第2ラウンド】12月18日に「新潟県村上市・胎内市沖」陸上関連工事の県内企業向け説明会を開催

新潟県は12月18日に、洋上風力第2ラウンドで事業者を選定した「村上市・胎内市沖」の陸上関連工事について、県内企業を対象とした説明会を開催する。

<目次>
1.運転開始予定時期は2029年6月
2.県内企業を対象に説明会を開催

 

運転開始予定時期は
2029年6月

事業スケジュール(出典 村上胎内洋上風力コンソーシアム)

事業スケジュール(出典 村上胎内洋上風力コンソーシアム)

新潟県村上市・胎内市沖は、村上市の岩船港付近から胎内市と新発田市の境界にかけての海域で、促進区域の面積は9188.1ヘクタール。計画によると、風車の施工は着床式で、最大出力は68万4000kW。第2ラウンドの4海域のなかで、面積・最大出力ともに最も大きい。

事業主体は、三井物産、大阪ガス、RWE(ドイツ)が出資する「村上胎内洋上風力コンソーシアム」。新潟県村上市、胎内市沖は、第2ラウンドの4海域のなかで唯一GE製の風車を採用する。すでに実施が決まっているラウンド事業のなかで最大規模の1万8000kWの風車を38基設置する。供給価格は、3.00円/kWh。

現在、環境影響調査や海底地盤調査の準備を進めていて、陸上変電設備工事は2025年4月から、海洋工事は27年4月に開始する予定。28年11月に洋上風車の設置に取り掛かり、29年6月の運転開始を目指す。

県内企業を対象に
説明会を開催

新潟県村上市沖

新潟県村上市・胎内市沖

2023年12月に発電事業者が選定され、2029年6月に商業運転開始予定の村上市・胎内市沖洋上風力発電事業について、関連産業に係る県内企業の参入を促進するため、陸上変電設備・陸上送電設備工事の県内企業向け説明会を開催します。

1 日時    2024年12月18日(水) 午前10時から正午まで

2 会場    新潟県自治会館 1階講堂(新潟市中央区新光町4-1)

3 プログラム 
村上胎内洋上風力発電株式会社から以下の内容を説明いただきます。
(1) 村上市及び胎内市沖洋上風力発電事業の概要
(2) 陸上工事の内容
(3) エントリーシートについて

4 定員
200名(先着順、1企業2名まで)

5 対象
村上市・胎内市沖洋上風力発電事業における陸上変電設備、陸上送電設備に興味をお持ちの県内土木事業者及び電気工事事業者のみなさま

DATA

新潟県村上市・胎内市沖洋上風力発電に係る県内企業向け工事説明会を開催します


取材・文/高橋健一

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 【洋上風力第4ラウンド】東京都伊豆諸島沖の5海域を準備区域に、大規模浮体式の導入を目指す
  2. 【洋上風力第4ラウンド】北海道松前沖と檜山沖、促進区域の指定案を公告 早ければ8月にも2海域を指定へ
  3. 北海道の環境配慮基準、5月10日で経過措置が終了「再エネ促進区域から保安林を除外」
  4. 【特集】洋上風力「第4ラウンド」の動向まとめ 異例の展開のラウンド事業の行方は?
  5. 経産省がシーメンスガメサと覚書を締結 風力発電のサプライチェーン構築へ
  6. 【洋上風力第4ラウンド】第1ラウンド事業へのFIP適用に厳しい意見が相次ぐ 事業者ヒアリングを実施
  7. 北九州響灘洋上ウインドファームの建設工事が大詰め、この春にも風車の据え付けを開始へ
  8. 秋田市のブレード落下事故、補強板の破損や焦げ跡を確認 破壊との関連を調査
  9. 東京都の小池知事、伊豆諸島沖に国内最大の浮体式導入 系統確保が課題に
  10. 【洋上風力第4ラウンド】北海道檜山沖法定協、促進区域の指定に同意 地域との共存共栄とサケ漁への配慮が条件

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.08 | ¥0
2025/2/19発行

お詫びと訂正