注目キーワード

English 日本語

業界トピック

北九州響灘洋上ウインドファームの建設工事が大詰め、この春にも風車の据え付けを開始へ

福岡県の北九州響灘洋上ウインドファームでは、ジャケット式基礎25基の据え付け工事が完了し、風車の部材の搬入が始まっている。2025年度中の運転開始を目指して、この春にも洋上での風車の据え付け工事を開始する予定だ。

(アイキャッチ画像:白波が立つ響灘の合計約27㎢に黄色いジャケット式基礎が立ち並ぶ。筆者撮影)

ジャケット式基礎の据え付けが完了
風車部材の搬入が進む

(ジャケット式基礎は北九州市の日鉄エンジニアリング若松工場で製作されたものだ。画像提供:日鉄エンジニアリング)

ひびきウインドエナジーの北九州響灘洋上ウインドファーム(福岡県)の建設工事が大詰めを迎えている。ジャケット式基礎25基の据え付け工事が完了し、総延長60kmの海底ケーブルの敷設工事が進められている。

昨年11月から、基地港湾である北九州港で風車のタワーやブレードの搬入が開始された。今年2月からは、風車の心臓部であるナセルも運び込まれている。これらの部材は所定の場所に運搬され、検査された後、「プレアッセンブリ」と呼ばれる仮組み立て作業が行われる。

陸上でタワーを組み立て
洋上での風車の据え付けに備える

(響灘のジャケット式基礎。筆者撮影)

プレアッセンブリでは、3分割されたタワーを陸上で組み立て、「ボトムタワー」と呼ばれる一番下のタワー内に変圧器などの装置を設置する。こうした準備作業を経て、今春からいよいよ洋上での風車本体の据え付け工事が始まる見通しだ。

北九州響灘洋上ウインドファームは、ベスタス製風車9600kWの合計25基で、最大出力は22万kWだ。2025年度中の運転開始を目指している。完成すれば、日本国内の洋上風力発電所としては最大の規模となる。ひびきウインドエナジーには、九電みらいエナジー、電源開発、北拓、西部ガス、九電工が出資している。


取材・文:山下幸恵(office SOTO)

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.10 | ¥0
2026/3/17発行

お詫びと訂正

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 着床式洋上風力の案件形成、30円/kWh程度までの海域を優先的に開発
  2. 脱炭素オークションの上限価格 洋上風力は最高70万円台、前回比最大で4倍に
  3. 洋上風力から欧州企業の撤退相次ぐ 事業性の担保が急務
  4. 浮体式洋上風力の過酷環境実証が始動、国が海域公募を開始
  5. 停滞する洋上風力第4ラウンド 日本の構造的な課題が一気に噴出
  6. ベスタスが北九州市に設備拠点計画、国内市場の持続的成長と十分な受注確保が前提
  7. 【洋上風力第1ラウンド】千葉県銚子市沖 三菱商事が漁業振興に向けて追加的な施策を公表
  8. 洋上風力発電 2030年に世界全体の累計導入数が299GWに
  9. 『WIND JOURNAL』vol.10[2026年春号]3/17発行!
  10. 長崎県五島市沖で独自開発のハイブリッドスパー型が本格稼働 地域共生型浮体構造が目指すもの

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.10 | ¥0
2026/3/17発行

お詫びと訂正