注目キーワード

English 日本語

業界トピック

都市部でも設置可能な風力発電機の誕生? チャレナジーと第一生命が開発を開始

都市部等の人口密集地で風車を立てる場合、風車部の高さに制限があるため、設置場所が限定されていた。そこで、チャレナジーと第一生命保険は、都市部などの密集地にも設置可能な、より小型のマイクロ風力発電の開発に着手した。

都市部型風力発電機
マイクロ風力発電を開発

チャレナジーは、第一生命保険と協力し、より小型のマイクロ風力発電の開発に着手した。風車部の高さは2m前後、発電容量は1kW未満を想定している。マイクロ風力発電の開発により、都市のオープンスペースやビルの外構などでの設置が増えることが期待される。

今回の開発計画だが、まずは第一生命が所有する第一生命グラウンドにマイクロ風力発電を設置する予定だ。敷地内の外灯や監視カメラなどの常用電源に加え、災害時の非常用電源としての使用を想定している。第一生命は、ESG投資の一環であるインパクト投資として、チャレナジーに2億円の出資を実施している。

今後、第一生命グラウンドにおける実証実験を踏まえて、小型という特性を生かし、都市部のビルの外構や住宅地などへの展開も検討している。マイクロ風力発電が普及することで、通常電力を風力発電に代替することによるCO2排出削減効果も期待される。

DATA

株式会社チャレナジー
第一生命保険株式会社

関連記事

環境省
留萌市内の風力発電所
石狩湾新港沖の洋上風車
広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 北九州市響灘沖、国内初のバージ型浮体式洋上風車の商業運転開始
  2. 【特別企画】洋上風力トップ3社が熱い議論、日本が直面する課題と解決策とは?...
  3. ユーラスHD、バードストライク防止対策で日中の運転停止 北海道の風力発電所...
  4. 動き出した浮体式大規模実証 水深400メートルの未知の海域に超大型風車を設置...
  5. 【特集】洋上風力「第4ラウンド」の動向まとめ 異例の展開のラウンド事業の行方は?...
  6. 石川県輪島市検討協議会、浮体式洋上風力の誘致推進を決議 震災復興へ
  7. 風力発電の2024年導入量は過去最高 今後は増加率の低下を懸念
  8. 着床式洋上風力発電の“いま”。北九州市響灘沖で建設工事が本格化
  9. 【第2ラウンド深堀り解説①】第2ラウンド4海域 それぞれ別々の企業連合が選定事業者に...
  10. 北九州響灘洋上ウインドファームの建設工事が大詰め、この春にも風車の据え付けを開始へ...

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.08 | ¥0
2025/2/19発行

お詫びと訂正