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徳島県美波町沖で浮体式計画、環境配慮書の縦覧開始 SSEパシフィコ

徳島県南東部の美波町沖で、SSEパシフィコが最大出力3万kWの浮体式洋上風力発電計画を公表した。実現すれば四国では初めて。環境影響評価の第1段階である計画段階環境配慮書の縦覧を6月16日から開始した。

(アイキャッチ画像 徳島県美波町沖で風況・海況調査を開始 出典:SSEパシフィコ)

約5キロの沖合に 
浮体式風車を設置

徳島県南東部の美波町

SSEパシフィコは、2021年11月に再生可能エネルギー開発・運営の国内大手、パシフィコ・エナジーと英エネルギー大手のSSEリニューアブルズが共同で設立した。5月22日には、国が公募している「新潟県村上市・胎内市沖」で最大出力は42万kWの着床式洋上風力発電計画を明らかにしている。

SSEパシフィコが洋上風力発電事業を計画しているのは、美波町の由岐漁港の南東沖約5キロの海域。水深約70~90メートルの地点に浮体式の風車2~3基を設置する。最大出力は約3万kWで、1基あたり1万2000~1万8000kWを見込んでいる。風車の直径は220~270メートル。基礎となる柱の高さは海面から約140~190メートル。

徳島県美波町沖 事業実施想定区域

徳島県美波町沖の事業実施想定区域(出典:SSEパシフィコ)

SSEパシフィコは、環境影響評価の第1段階である計画段階環境配慮書の縦覧を6月16日から開始した。7月18日まで計画段階環境配慮書の縦覧を徳島県庁と美波町役場で実施するほか、同社のホームページでも公表している。同社は4月上旬に観測装置1基を想定海域に設置して、風速や風向、気圧、波の高さなどの調査を開始している。昨年秋から地元の漁協や徳島県、美波町に事業内容を説明していて、今月7日と8日には地元で住民説明会を開催している。

長崎県の五島市沖では2016年3月に、国内初の浮体式による最大出力2000kWの洋上風力発電所が商業運転を開始している。同じく五島市沖では、来年以降の運転開始を目指して2100kWの浮体式洋上風車8基の建設が進められている。

DATA

「(仮称) 徳島県美波町沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」の公表及び縦覧について


取材・文/高橋健一

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