北海道松前町沖、26日に第2回法定協 地域・漁業との共存共栄策を議論
2024/03/22
経済産業省と国土交通省、北海道は、松前町沖の第2回法定協議会を今月26日に開催する。専門家からの意見を踏まえ、地域・漁業との共存共栄策や漁業影響調査のあり方などについて議論する予定。
昨年11月に
道内初の法定協開催
北海道松前沖の風車設置検討範囲(出典 経済産業省)
北海道松前沖の第2回法定協議会は、今月26日(月)の午後1時30分から松前町ふれあい交流センターで開催する。法定協議会のメンバーは、経産省や国交省、北海道のほか、松前町、松前さくら漁協、学識経験者などで構成される。
経産省によると、松前町沖の風車設置検討範囲は折戸浜沖から原口沖までの約23㎢。海岸から2㎞以内の水深10m~50mのエリアを設置可能な海域としている。最大出力は31万5000kW。1万kWの風車が25基、1万5000kWの風車であれば21基を設置することが想定されている。
地域・漁業との
共存共栄策を議論
協議会の意見とりまとめと地域の将来像(出典 経済産業省)
昨年11月に開催された初会合では、漁業関係者から不安の声が出されるなか、漁業影響調査や地域振興策について納得のいくまで議論を尽くすことを申し合わせた。26日に開催される第2回会合では、専門家からの意見を踏まえ、地域・漁業との共存共栄策や漁業影響調査のあり方などについて議論する予定。
会議の様子は、YouTubeでライブ配信する。配信ページURLと資料については、経済産業省のホームページに掲載している。
DATA
取材・文/高橋健一