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北海道松前沖、31日に第3回法定協 地域振興策と漁業振興策を議論

経済産業省と国土交通省、北海道は、松前沖の第3回法定協議会を今月31日に開催すると発表した。事務局から区域拡大案や地域振興策・漁業振興策が示される予定になっている。

地元の合意形成へ
地域振興策、漁業振興策を説明


北海道松前沖は、松前町の沖合の海域。松前沖の第3回法定協議会は今月31日(水)の午後1時30分から松前町のパートナーシップランドで開催する。法定協議会のメンバーは、経産省や国交省、北海道のほか、松前町、松前さくら漁協、学識経験者などで構成される。

専門家からの情報提供に続いて、北海道と松前町から地域の検討状況について報告がある。そのあと、事務局から区域拡大案や地域振興策・漁業振興策などについての説明があり、出席者による意見交換が行われる。会議の様子はYouTubeで生配信する予定。

経産省によると、松前沖の風車設置検討範囲は折戸浜沖から原口沖までの約23㎢。海岸から2㎞以内の水深10m~50mのエリアを設置可能な海域としている。最大出力は31万5000kW。1万kWの風車が25基、1万5000kWの風車であれば21基を設置することが想定されている。

これまでの協議で、松前さくら漁協はヤリイカの漁期の3~5月の工事を避けるよう求めている。31日の協議会では、漁業影響調査の進め方についても議論する予定だ。

DATA

北海道松松前沖 第3回法定協議会


取材・文/高橋健一

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