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欧州でシェアを急拡大!OESグループの最新電気防食システムが日本に上陸! 洋上風力発電の基礎を腐食から守る

OESグループは、洋上風力発電の基礎を海水による腐食から守る電気防食システムにおいて、欧州でシェアを急激に拡大している。施工性および経済性が高いと評判の防食ソリューションが、日本に初上陸する。

メイン画像:OESグループのICCPシステム(写真提供 OESグループ)

 

<目次>
1.あらゆる工程を内製化 きめ細かなニーズに対応
2.欧州を中心に約1000基の導入実績

 

あらゆる工程を内製化
きめ細かなニーズに対応

ICCPシステムの電極も内製化している(写真提供 OESグループ)

電気防食(ICCP、Impressed Current Cathodic Protection )システムとは、電極から電気を流し、イオンのバリアを形成することで対象物を腐食などから守る技術のことだ。20年以上もの長期間にわたって洋上風力発電が安定的に稼働するには、海中の基礎が健全であることが求められる。

英国とオランダに本拠を置くOESグループは、洋上風力発電向けのICCPシステムで欧州におけるシェアを急拡大している。同グループは、電極を含め、ICCPシステムのあらゆる工程を内製化している。そのため、カスタマイズ性が高く、きめ細かな顧客ニーズに対応できるという。英国のShell Energyやフランスの大手電力会社EDFなどからの信頼も厚い。

OESグループのマネージングディレクター フリッツ・ベルブルーゲン氏は、「当社がお客さまから選ばれているのは、トップクラスの技術と卓越したエンジニアリングを低廉な価値で提供しているからです。製品そのものだけでなく、お客さまに安心をお届けすることを大切にしています」と語る。

同社では、ICCPシステムの設計から製造、試運転に至るまで、それぞれの分野の専門の資格を持つエンジニアがクオリティにこだわった仕事をしている。「これによって、安定した高い品質と低いコスト、短い納期を実現しています。設計から自社で行っているため、あらゆるプロジェクトに対応できるカスタマイズ性の高さも強みです」とベルブルーゲン氏は胸を張る。

「自然を相手とする洋上風力発電プロジェクトの現場では、製品への要求が納品の直前に変更される可能性もあります。臨機応変な対応が求められることをしっかりと認識して、当社は万全の体制を整えています。経験豊富なエンジニアが一貫して対応することで、ICCPシステムを効率的かつ効果的に導入し、発電のダウンタイムを低減することを目指しています」(ベルブルーゲン氏)。

 


 

欧州を中心に
約1000基の導入実績

モノバイル式基礎への設置工事(写真提供 OESグループ)

カスタマイズ性の高さから、OESグループのICCPシステムは、モノバイル式とジャケット式のいずれの基礎工法に対応できる。また、船舶や浮体式にも対応可能だ。欧州を中心に洋上風力発電の大手デベロッパーとの信頼関係を構築し、これまでに約1000基の洋上風力発電設備で採用されている。新設する洋上風力発電設備だけでなく、すでに海上に設置されている風車にも後付けで導入できるという。

さらに、洋上風力発電設備にICCPシステムを導入したあとは、SCADAと呼ばれる風車のデータ監視システムと連携し、遠隔監視を行うことが可能だ。万が一、ICCPシステムに異常が起きた場合には、あらかじめ登録した連絡先に自動通知され、早期に対処することができる。無人潜水機(ROV)を使って、潜水士などに頼らずに無人で修理や設備更新をすることも可能だ。

「私たちのシステムは、高い性能とサイバーセキュリティーを確保しています。SCADAを介して遠隔監視を行い、ICCPシステムの状態を可視化することによって、洋上風力発電設備のメンテナンスに関するデベロッパーの負担を減らしたいと考えています。欧州の大手洋上風力発電デベロッパーに信頼されているICCPシステムを日本の洋上風力発電市場に提供していきます。また陸上、洋上での機器設置工事や、その後のO&Mに関しては信頼できる日本のパートナーが実施しますので、安心してお任せください」とベルブルーゲン氏は力を込めて語る。

 


 

PROFILE

OESグループ マネージングディレクター
フリッツ・ベルブルーゲン氏

DATA

ウェブサイト
OESグループ

日本語でのお問い合わせ先
TEL:090-3918-3050
Mail:japan@oesgroupltd.com


取材・文/山下幸恵(office SOTO)

WIND JOURNAL vol.9(2025年秋号)より転載

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