NEDO、洋上風力発電の地盤・気象調査の高効率化で研究開発公募を予告
2026/08/31
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8月24日、「地盤・海象・気象などの調査・観測技術の高度化・高効率化に関する研究開発」の公募に関する予告を公表した。風力発電事業の効率化やコスト削減に直結する基盤技術の確立を目指す。
メイン画像:© fokke baarssen/Shutterstock.com
地盤・海象・気象観測の
高度化・効率化を目指す
NEDOは8月24日、「地盤・海象・気象などの調査・観測技術の高度化・高効率化に関する研究開発」を実施するにあたり、公募の予告を行った。この研究開発は、洋上風力発電をはじめとする風力発電の導入拡大と発電コストの低減に向け、事業の初期段階や施工・運用時における調査・観測の手法を革新することを目的としている。
風力発電事業の推進において、地盤構造や風況、波浪、潮流といった気象・海象データの正確な把握は、風車や基礎構造物の最適な設計、施工計画の策定、さらにはリスク評価を行ううえで不可欠な要素である。しかし、従来の調査・観測手法では膨大な時間と資金を要するケースが多く、事業の開発スピードやコスト面における課題となっている。
とりわけ厳しい自然条件や大水深域への展開が進むなか、より正確かつ高効率に広範囲のデータを収集・解析する技術の確立が強く求められている。このような背景のもと、公募では最新の測定機器の活用やデータ利活用手法の高度化、現地における作業工数の削減を可能にする研究開発が期待されている。これらの技術開発を通じて、事業開発に伴う初期コストの圧縮や予見可能性の向上が図られ、風力発電の導入拡大を支える技術基盤の構築が見込まれている。

正式な公募開始に向けた
今後の見通しと対応のポイント
公募の対象には、最新の計測機器を活用したデータ取得技術の精度向上や、現地調査の工数を大幅に削減する手法の構築などが含まれる見通しである。洋上風力発電をはじめとする厳しい環境下での導入拡大に伴い、気象や海象の変動に対応した高精度な予測・解析システムの需要は拡大の一途をたどっている。これらに対応する技術革新は、発電事業者の開発リスク緩和に寄与する。
NEDOによる正式な公募の開始時期や事業規模、応募要件などの詳細については、後日公表される公募要領にて示される予定である。事業化や技術開発を進める関連企業や研究機関、地方自治体においては、提案に向けた準備と最新情報の確認が求められる。

DATA
NEDO「地盤・海象・気象等の調査・観測技術の高度化・高効率化に関する研究開発」の公募について(予告)










