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NEDO、洋上風力の地盤や気象調査の高度化・高効率化研究開発 委託事業者を公募

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9月18日、「地盤・海象・気象などの調査・観測技術の高度化・高効率化に関する研究開発」を委託する事業者の公募を開始した。洋上風力発電の導入拡大と低コスト化に向け、サイト条件の適切な把握・評価を可能にする調査および観測技術の開発を推進する。

メイン画像:© fokke baarssen/Shutterstock.com

<目次>
1.洋上風力の導入拡大と 低コスト化への貢献を目指す
2.3つのテーマで 調査・観測技術の研究開発
3.9月29日に オンライン説明会
4.地盤・海象・気象などの調査・観測技術の 高度化・高効率化に関する研究開発

洋上風力の導入拡大と
低コスト化への貢献を目指す

 
洋上風力発電においては、2030年までに1000万kW、2040年までに3000万kWから4500万kWの案件を形成するという導入目標が示されており、沖合での着床式および浮体式ウインドファームの拡大が必要となっている。また、「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に関する法律」の施行に伴い、排他的経済水域(EEZ)での展開も期待される。洋上風力発電を着実に普及させるためには、事業の計画、設計、施工、運転に至る各段階で風況や海象、地盤などのサイト条件を適切に把握し評価することが重要である。

しかし、国内では複雑な海底地盤の調査に係る費用や期間の増大、海象観測および予測の標準的な評価手法の未整備といった課題が存在する。さらに、大規模ウインドファームにおけるウェイク影響や風荷重・極端気象がシステムへ与える影響を評価する技術も未確立である。この事業は、これらの課題解決を通じて導入拡大と低コスト化に貢献する研究開発を実施する。
 

 

3つのテーマで
調査・観測技術の研究開発

 
研究開発項目(1)では、「洋上風力発電のための地盤調査の高精度化・高効率化・低コスト化技術の開発」に取り組む。日本の周辺海域の複雑な海底地盤の調査においては、費用および期間の増大が大きな課題となっている。この項目では地盤調査技術の高度化と効率化を図り、正確なサイト評価と調査工程の低コスト化を実現する研究開発を推進する。事業計画や設計の基礎となる地盤条件を正確に評価する技術を開発することで、洋上風力発電事業における初期コストや事業リスクの低減に貢献する。

研究開発項目(2)の「洋上風力発電のための海象観測・予測技術と評価手法の確立」では、洋上における海象データの観測および予測に関わる標準的な評価手法の構築を目指す。これまで未整備であった統一的かつ標準的な評価手法を確立することで、構造物設計や施工計画における安全性・経済性の確保に資するデータ基盤を整える。

研究開発項目(3)は「洋上風力発電の低コスト化、発電量向上及び長寿命化等に資する風況等観測・評価技術の開発」である。大規模ウインドファームの形成に伴い顕著となるウェイク影響や、風荷重および極端気象が風力発電システム全体に与える影響を適切に評価する技術の開発に取り組む。この技術開発を通じ、風力発電システムの発電量向上と適切な長寿命化を可能にし、洋上風力発電事業の長期的な経済性向上に寄与する。
 

9月29日に
オンライン説明会

 
この公募に関して、事業内容や公募手続き、留意事項などを説明するオンライン説明会が開催される。開催日時は9月29日の午前10時から11時までで、Microsoft Teamsを使用したオンライン形式で実施される。参加の申込期限は9月28日(月)の午後3時までとなっている。説明は日本語で行われる。参加を希望する場合は、期限までに指定の手続きにより事前申し込みを行う必要がある。
 

地盤・海象・気象などの調査・観測技術の
高度化・高効率化に関する研究開発

 
1. 事業概要
本事業は、洋上風力発電事業の計画、設計、施工、運転の各段階に必要な地盤・海象・気象等のサイト条件評価技術を高度化・高効率化し、課題解決を通じて導入拡大および低コスト化に資する研究開発を行います。
 
2. 対象者
企業(団体などを含む)、大学など
 
3. 事業期間
2026年度~2027年度
 

今後のスケジュール
・公募期間
2026年9月18日(金)~2026年10月22日(木)正午まで
・説明会
説明会日時: 2026年9月29日(火)10:00~11:00
開催形式: オンライン形式(Microsoft Teamsを使用)
申込期限: 2026年9月28日(月)15:00まで

 

 

DATA

地盤・海象・気象等の調査・観測技術の高度化・高効率化に関する研究開発」の公募について


取材・文/ウインドジャーナル編集部

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