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風力発電大国のイギリスで世界最大の洋上風力発電が稼働!

海外の次世代風力トピックを紹介する“WORLD WIND NEWS”。風力発電大国のイギリス。2050年の「ネットゼロ」達成に寄与するため、新たに世界最大のウインドファームが稼働を始めた。

メイン画像:「ホーンシー2」は2021年12月に試運転と通電が行われ2022年中に本格稼働する。 ©Ørsted

イングランド東部ヨークシャー沖
世界最大のウインドファーム

風力発電大国のイギリスで新たに世界最大のウインドファームが稼働を始めた。デンマークの大手電力会社オーステッドが開発し、イングランド東部ヨークシャー沖89kmの北海に浮かぶ「ホーンシー2」だ。シーメンスガメサ社製8MWタービンが165基配置され、1.3GWを超える発電容量は130万世帯以上をカバーする。同地区では2019年から「ホーンシー1」が稼働しており、そこにイギリス政府からすでにプロジェクト許可された「ホーンシー3」、そして計画中の「ホーンシー4」が将来的に加わる。

イギリスは世界の中でも風力発電に適した国の1つだ。風力発電事業を支援していくことは、2050年までに温室効果ガスの排出量と吸収量を相殺して合計をゼロとする「ネットゼロ」達成に寄与するだけでなく、イギリスのエネルギー分野における成長戦略にもなっている。

DATA

ホーンシープロジェクト


文:守隨亨延

WIND JOURNAL vol.2(2022年春号)より転載

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