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政策・制度

環境省 洋上風力発電の環境アセス手法に関する意見募集

環境省は、洋上風力発電所の環境影響評価についての考え方や、技術的な手法を整理し、「洋上風力発電所に係る環境影響評価手法の技術ガイド」を作成した。10月16日から同省のウェブサイトで公開し意見募集を実施している。

洋上風力発電の
環境アセスに懸念の声

洋上風力発電の導入に関しては、これまで国内における実績が少なく、知見が十分に蓄積されていないことから、環境影響評価においてもさまざまな懸念の声があがっていた。このような背景を踏まえ、環境省は、8名の専門家で構成される「洋上風力発電所に係る環境影響評価技術手法に関する検討会」を設置し、4回の検討会を開催するとともに、関係団体にヒアリングを行いながら技術ガイドを取りまとめた。

技術ガイドは、1.ガイドの背景及び目的、2.技術ガイドの基本的な考え方、3.技術ガイドで想定する洋上風力発電所、4.本技術ガイドにおける環境影響評価の項目の取り扱い、5.環境影響評価の手法等の考え方、6.本技術ガイドの取りまとめにあたっての6項目で構成されている。

陸上風力発電の手法や、他の事業の手法で環境影響評価が可能な項目は、技術ガイドの対象外とした。陸上風力と同様の手法を適用するのは、大気環境、土壌環境・その他の環境、陸上に生育する重要な種の植物および重要な植物群落、人と自然との触れ合いの活動の場の4項目。放射線の量と廃棄物については、他の事業と同様の手法を適用する。

技術ガイドに
6項目を盛り込む

洋上風力発電の環境調査 出典:東京都大島町

洋上風力発電の環境調査(出典 東京都大島町)

技術ガイドに盛り込まれたのは、「水環境」、「重要な種の動物および注目すべき生息地」、「海域に生息する動物」、「海域に生育する植物」、「生態系」、「景観」の6項目。環境省は、発電事業者が決定するまで国がアセスの中心を担う、新たな制度の創設を目指している。同省は、今回の技術ガイドは、現行制度に基づいて行われる環境影響評価において活用されることを想定して取りまとめたと説明している。

意見募集は、10月16日から11月15日までインターネットと郵送で受け付ける。意見提出方法は下記のとおり。

【意見提出方法】
①電子政府の総合窓口(e-Gov)を利用する場合
e-Govの「意見募集案件」の一覧から「「洋上風力発電所に係る環境影響評価手法の技術ガイド(案)」に関する意見の募集(パブリックコメント)について」にアクセスいただき、「意見募集要領(提出先を含む)」を御確認の上、「意見入力へ」のボタンをクリックし、「パブリックコメント:意見提出フォーム」より御提出ください。

②郵送する場合
 次の様式により御提出ください。
(意見提出様式)
 宛先:環境省大臣官房環境影響評価課
 件名:洋上風力発電所に係る環境影響評価手法の技術ガイド(案)に関する意見
 住所:
 氏名(企業・団体の場合は、企業名・団体名/部署名/担当者名):
 意見:

該当箇所 別紙〇 〇頁(意見対象箇所を明記してください。)
意見内容 (2,000字以内で簡潔に記載してください。)
意見の理由(可能であれば、根拠となる出典等を添付又は併記してください。)

<宛先>
 〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
 環境省大臣官房環境影響評価課 宛て

DATA

「洋上風力発電所に係る環境影響評価手法の技術ガイド(案)」に関する意見の募集(パブリックコメント)について


取材・文/高橋健一

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