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【洋上風力第2ラウンド】新潟県村上市・胎内市沖の陸上工事 参加希望企業のエントリー受け付け

洋上風力第2ラウンドの「新潟県村上市・胎内市沖」の陸上工事について、発電事業者である村上胎内沖洋上風力発電株式会社が、興味関心のある企業からのエントリーシートの受け付けを開始した。

 

<目次>
1.送電線工事と変電所設置工事が対象
2.2025年4月から陸上変電設備工事を開始予定

 

送電線工事と
変電所設置工事が対象

エントリーシートの対象工事(出典 村上胎内洋上風力発電株式会社)

エントリーシートの対象工事(出典 村上胎内洋上風力発電株式会社)

対象となる工事は、「送電線工事」と「変電所設置工事」。このうち、送電線工事は、土木工事、仮説工事などが対象だ。変電所設置工事は、調査工事、仮設工事、土木工事、建築工事、電気工事が対象となる。

エントリーシートの活用イメージ(出典 村上胎内洋上風力発電株式会社)

エントリーシートの活用イメージ(出典 村上胎内洋上風力発電株式会社)(出典 村上胎内洋上風力発電株式会社)

エントリーシートは、陸上工事の元請け事業者が決まり次第、村上胎内洋上風力発電株式会社から元請け事業者に共有し、各工事を発注する際の検討資料として活用する。村上胎内沖洋上風力発電株式会社は、12月18日に陸上変電設備と陸上送電設備工事の県内企業向け説明会を開催している。エントリーシートの提出先は、村上胎内洋上風力発電株式会社。


 

2025年4月から
陸上変電設備工事を開始予定

工事箇所イメージ図(出典 村上胎内洋上風力発電株式会社)

工事箇所イメージ図(出典 村上胎内洋上風力発電株式会社)

新潟県村上市・胎内市沖は、村上市の岩船港付近から胎内市と新発田市の境界にかけての海域で、促進区域の面積は9188.1ヘクタール。計画によると、風車の施工は着床式で、最大出力は68万4000kW。第2ラウンドの4海域のなかで、面積・最大出力ともに最も大きい。

事業主体は、三井物産、大阪ガス、RWE(ドイツ)が出資する「村上胎内洋上風力コンソーシアム」。新潟県村上市、胎内市沖は、第2ラウンドの4海域のなかで唯一GE製の風車を採用する。すでに実施が決まっているラウンド事業のなかで最大規模の1万8000kWの風車を38基設置する。供給価格は、3.00円/kWh。

現在、環境影響調査や海底地盤調査の準備を進めていて、陸上変電設備工事は2025年4月から、海洋工事は27年4月に開始する予定。28年11月に洋上風車の設置に取り掛かり、29年6月の運転開始を目指している。

DATA

【村上市及び胎内市沖洋上風力発電事業】陸上工事へのエントリー受け付け


取材・文/高橋健一

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