注目キーワード

English 日本語

テクノロジー

【EXECUTIVE INTERVIEW】再エネの地中送電に最適な電力用ケーブル保護管 古河電気工業編

2040年に向けての電源構成を定める「第7次エネルギー基本計画」が閣議決定された。洋上風力発電の導入拡大を進めるため、エグゼクティブ達は何を考えるのか。「古河電気工業」の再エネ事業における注力ポイントについて聞いた。

<目次>
1. 再エネ普及拡大に貢献できるソリューションを提案
2. 再エネの地中送電に最適な電力用ケーブル保護管

 

再エネ普及拡大に貢献できる
ソリューションを提案

古河電工

WIND EXPOの展示ブース

当社は、「古河電工グループ ビジョン2030」において「地球環境を守り」、「安全・安心・快適な生活を実現する」ため、「情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る」ことを掲げております。なかでもエネルギー分野は安定供給・地球温暖化対策・エネルギー自給率の向上の観点から重要な事業と捉えており、これまですばらしいお客さまに育てられた経験を活かし、再生可能エネルギーの普及拡大などに貢献できるソリューション提案を行ってまいりたいと考えております。

再エネの地中送電に
最適な電力用ケーブル保護管

今回のWIND EXPOには、再生可能エネルギーの地中送電に最適な電力用ケーブル保護管「SFVP®」を出展しました。2024年1月に発売した「SFVP®」は、独自設計により外から力が加わったときにたわむ(管断面形状変形)性質を抑え、優れた通線性を有することから特別高圧電力ケーブルの保護に適し、154kV送電に耐えられるのが特徴です。また、曲がり管を必要とせずに施工することが可能なため、作業の省力化にもつながります。

風力発電所建設事業のなかでも、地中送電線路設置の土木工事分野は大きなコストウエイトを占めますが、「SFVP®」の重さは従来の塩ビ管の約3分の1と軽量なため、小運搬や掘削溝への荷下ろしも人力で行えます。当社は電線ケーブル用可とう管路材のトップメーカーとして埋設管・露出管の技術開発に取り組み、洋上・陸上風力発電プロジェクトにおいて信頼性の高い製品を提案してまいりたいと考えております。

古河電気工業株式会社
AT・機能樹脂事業部門
再エネ推進プロジェクトチーム
グループリーダー

渡辺弘樹氏

古河電工

DATA


古河電気工業株式会社

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. ユーラスHD、バードストライク防止対策で日中停止していた13基の運転再開 北海道の風力発電所
  2. 【洋上風力第2ラウンド】秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖 3年後の運転開始に向け陸上工事が本格化
  3. 【洋上風力第4ラウンド】第1ラウンドのFIP転を容認へ 第2・第3ラウンド事業者への配慮措置が今後の焦点に
  4. 【洋上風力第4ラウンド】東京都伊豆諸島沖の5海域を準備区域に、大規模浮体式の導入を目指す
  5. 【特集】洋上風力「第4ラウンド」の動向まとめ 異例の展開のラウンド事業の行方は?
  6. 【洋上風力第4ラウンド】北海道松前沖と檜山沖、促進区域の指定案を公告 早ければ8月にも2海域を指定へ
  7. 北海道せたな町、国内初の洋上風力 再エネのまちの新たな挑戦
  8. 秋田市のブレード落下事故、補強板の破損や焦げ跡を確認 破壊との関連を調査
  9. 【第2ラウンド深堀り解説①】第2ラウンド4海域 それぞれ別々の企業連合が選定事業者に
  10. 北九州響灘洋上ウインドファームの建設工事が大詰め、この春にも風車の据え付けを開始へ

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.08 | ¥0
2025/2/19発行

お詫びと訂正