注目キーワード

English 日本語

政策・制度

北海道檜山沖、3月19日に第4回法定協議会 意見集約の最終案について議論

経済産業省と国土交通省、北海道は、檜山沖の第4回法定協議会を今月19日に開催すると発表した。促進区域の指定に向けて、意見集約の最終案について議論する。

<目次>
1.前回の法定協議会で意見集約のたたき台を提案
2.第4回法定協議会では意見集約の最終案を議論

 

前回の法定協議会で
意見集約のたたき台を提案

檜山沖の促進区域案

北海道檜山沖の促進区域案(出典 経済産業省)

北海道檜山沖は、せたな町、八雲町、江差町、上ノ国町の4町の沖合の海域。檜山沖の第4回法定協議会は今月19日(水)の午後2時00分から江差町のホテルニューえさしで開催する。法定協議会のメンバーは、経産省や国交省、北海道のほか、せたな町、八雲町、江差町、上ノ国町、漁協関係者などで構成される。昨年11月に開かれた第3回法定協議会では、促進区域の範囲や漁業影響調査、基金の活用方法などについて議論したあと、意見集約のたたき台について意見交換した。

経産省によると、檜山沖の事業想定エリアは乙部町を除くせたな町から上ノ国町までの沿岸部で、出力規模の想定は約91~114万kW。檜山沖では、これまでに電源開発が72万2000kW、東京電力リニューアブルパワーが135万kW、コスモエコパワーが100万kW、北海道洋上風力開発合同会社が150万kWの事業計画を公表し、環境アセスメントや海底地盤調査などを進めている。昨年10月には、新たに関西電力が最大168万kW、北海道電力が114万kWの事業計画を相次いで公表している。

第4回法定協議会では
意見集約の最終案を議論

北海道檜山沖

北海道檜山沖で環境影響評価を実施している事業体

今月19日に開催される第4回法定協議会では、専門家からの情報提供のほか、地域の取り組み状況の報告に続いて、意見集約の最終案について議論する。会議の様子はYouTubeで生配信する予定。

DATA

北海道檜山沖 第4回法定協議会


取材・文/高橋健一

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.09 | ¥0
2025/9/17発行

お詫びと訂正

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 【洋上風力の事業環境整備】事業実現性の適切な評価とサプライチェーン形成の定義の明確化を要望
  2. 【洋上風力第1ラウンド】3海域の再公募手続きが動き出す、情報提供の申請受け付け開始
  3. 【洋上風力第1ラウンド】年明け以降に再公募を実施へ 応札価格に下限と上限を設定
  4. 長崎県五島市沖の浮体式洋上風車 来年1月稼働へ建設大詰め、大型量産化に対応した技術開発も
  5. 【洋上風力第1ラウンド】「秋田県能代市・三種町・男鹿市沖」、「由利本荘市沖」法定協議会 地元港湾の積極的な活用を要望
  6. 全国洋上風力市町村連絡協の斉藤滋宣会長 次期能代市長選に立候補せず
  7. 【参加受付中!】第5回WINDビジネスフォーラム 「風力発電の安全対策とサプライチェーン構築」
  8. 【洋上風力】事業環境整備の見直し案を公表 第2・第3ラウンド事業者に長期脱炭素電源オークションへの参加容認
  9. 【洋上風力第2ラウンド】秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖 3年後の運転開始に向け陸上工事が本格化
  10. 【特集】洋上風力「第4ラウンド」の動向まとめ 異例の展開のラウンド事業の行方は?

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.09 | ¥0
2025/9/17発行

お詫びと訂正