北海道檜山沖、3月19日に第4回法定協議会 意見集約の最終案について議論
2025/03/17

経済産業省と国土交通省、北海道は、檜山沖の第4回法定協議会を今月19日に開催すると発表した。促進区域の指定に向けて、意見集約の最終案について議論する。
前回の法定協議会で
意見集約のたたき台を提案
北海道檜山沖の促進区域案(出典 経済産業省)
北海道檜山沖は、せたな町、八雲町、江差町、上ノ国町の4町の沖合の海域。檜山沖の第4回法定協議会は今月19日(水)の午後2時00分から江差町のホテルニューえさしで開催する。法定協議会のメンバーは、経産省や国交省、北海道のほか、せたな町、八雲町、江差町、上ノ国町、漁協関係者などで構成される。昨年11月に開かれた第3回法定協議会では、促進区域の範囲や漁業影響調査、基金の活用方法などについて議論したあと、意見集約のたたき台について意見交換した。
経産省によると、檜山沖の事業想定エリアは乙部町を除くせたな町から上ノ国町までの沿岸部で、出力規模の想定は約91~114万kW。檜山沖では、これまでに電源開発が72万2000kW、東京電力リニューアブルパワーが135万kW、コスモエコパワーが100万kW、北海道洋上風力開発合同会社が150万kWの事業計画を公表し、環境アセスメントや海底地盤調査などを進めている。昨年10月には、新たに関西電力が最大168万kW、北海道電力が114万kWの事業計画を相次いで公表している。
第4回法定協議会では
意見集約の最終案を議論
北海道檜山沖で環境影響評価を実施している事業体
今月19日に開催される第4回法定協議会では、専門家からの情報提供のほか、地域の取り組み状況の報告に続いて、意見集約の最終案について議論する。会議の様子はYouTubeで生配信する予定。
DATA
取材・文/高橋健一