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洋上風力の電力は海底に貯める。揚水発電の仕組みを応用した蓄電システムが登場!

海外の次世代風力トピックを紹介する”WORLD WIND NEWS”。世界では画期的なソリューションが開発されている。太陽光発電でも耳にすることが多くなった「蓄電」が、洋上風力発電でも登場した。

from Netherlands
「オーシャン・バッテリー」


洋上風力発電所の海底に「オーシャン・バッテリー」を設置した様子(イメージ)。

オランダのフローニンゲン大学から独立したスタートアップ企業のオーシャン・グレーザーは、揚水発電の仕組みを応用した洋上風力発電所向けの電力貯蔵システムソリューション「オーシャン・バッテリー」を開発した。洋上風力発電所の近くの海底に設置されるバッテリーは、海底下に埋められた貯水槽から海底の浮袋へと水を汲み上げることで蓄電する仕組み。電力が必要になると、伸縮性のある浮袋の中の水が解放され、水力タービンを通じて貯水槽へと戻されることで発電し、電力を供給する。

メンテナンスはほぼ必要なく、数十年にわたって利用できる。レアアースを使わないため環境にやさしく、海洋生態系に影響を及ぼすこともない。2022年1月にはハイテク技術分野の国際見本市「CES」で「イノベーションアワード」を受賞し、世界的な注目を集めている。

DATA

オーシャン・グレーザー

©Ocean Grazer


文:松岡由希子

WIND JOURNAL vol.2(2022年春号)より転載

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