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【異業種対談】川崎汽船✕帝人~欧州勢に対し日本企業はどう進化するか

「川崎汽船」と「帝人」が異業種のコラボレーション対談を実施。洋上風力産業が日本の需要産業として発展していくには、こうした日本企業が業界の垣根をこえ、独自技術・強みをコラボすることが鍵となるはずだ。

脱炭素化に向けた
日本企業の取り組み

2020年10月、日本政府は脱炭素社会に向けて温室効果ガス排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を2050年までに目指すことを宣言。いまや脱炭素化は、世界のあらゆる企業にとって重要な課題となっている。

川崎汽船グループは昨年6月、洋上風力発電関連事業に特化した新会社「ケイライン・ウインド・サービス」を設立。オフショア作業船・支援船事業に関するノウハウを結集し、設置海域の調査・開発から洋上風力発電設備の建設・保守分野まで幅広く貢献することを目指している。またフランスAirseas社と共同開発した、風力により船舶の推進を補助する自動カイトシステム”Seawing”は刮目であり、運航中のCO2排出の削減を見込む。

一方、帝人は、強さは鉄の8倍※、軽さは鉄の5分の1であるアラミド繊維を提供する化学メーカー。敷設時の作業性やメンテナンス頻度の低減に貢献できる特徴を有し、洋上風力発電に関わるさまざまな製品での適用検討が期待されている。ともに創業100年を越えた日本を代表する海運業、化学メーカーの大手企業であり、「2050年までのGHG(温室効果ガス)排出ネットゼロ」を掲げている。 
※単位重量当たりの強度

この異業種のコラボレーションを通して、洋上風力発電の新たなイノベーションの可能性を模索する取り組みを、川崎汽船執行役員の金森聡氏と、帝人グループ執行役員の坂田忠史氏両氏に伺った。「洋上風力発電」のポテンシャル、ビジネスチャンスは? 洋上風力発電で先行する欧州勢に対して日本企業はどう戦えるのか? 両社がともに取り組む水素、アンモニアの社会実装は…、など、続きはFuture Navigationサイトでぜひご一読ください。

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