注目キーワード

English 日本語

政策・制度

北海道松前町沖、26日に第2回法定協 地域・漁業との共存共栄策を議論

経済産業省と国土交通省、北海道は、松前町沖の第2回法定協議会を今月26日に開催する。専門家からの意見を踏まえ、地域・漁業との共存共栄策や漁業影響調査のあり方などについて議論する予定。

昨年11月に
道内初の法定協開催

北海道松前沖の風車設置検討範囲(出典 経済産業省)

北海道松前沖の風車設置検討範囲(出典 経済産業省)

北海道松前沖の第2回法定協議会は、今月26日(月)の午後1時30分から松前町ふれあい交流センターで開催する。法定協議会のメンバーは、経産省や国交省、北海道のほか、松前町、松前さくら漁協、学識経験者などで構成される。

経産省によると、松前町沖の風車設置検討範囲は折戸浜沖から原口沖までの約23㎢。海岸から2㎞以内の水深10m~50mのエリアを設置可能な海域としている。最大出力は31万5000kW。1万kWの風車が25基、1万5000kWの風車であれば21基を設置することが想定されている。

地域・漁業との
共存共栄策を議論

協議会の意見とりまとめと地域の将来像(出典 経済産業省)

協議会の意見とりまとめと地域の将来像(出典 経済産業省)

昨年11月に開催された初会合では、漁業関係者から不安の声が出されるなか、漁業影響調査や地域振興策について納得のいくまで議論を尽くすことを申し合わせた。26日に開催される第2回会合では、専門家からの意見を踏まえ、地域・漁業との共存共栄策や漁業影響調査のあり方などについて議論する予定。

会議の様子は、YouTubeでライブ配信する。配信ページURLと資料については、経済産業省のホームページに掲載している。

DATA

北海道松前町沖 法定協議会


取材・文/高橋健一

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. ファイバーマックス、合成繊維製浮体係留索の国内製造に向け 秋田県、秋田市と覚書を締結 大水深を視野に製品開発
  2. 【WIND EXPOリポート②】施工コストの低減につながる地盤解析ソフトウェア
  3. 【検証】三菱商事、社長会見の一問一答 洋上風力第1ラウンド撤退の背景は?
  4. スコットランド気候対策・エネルギー大臣に聞く 日本の浮体式技術開発への貢献に意欲
  5. 長崎県五島市沖の浮体式洋上風車 来年1月稼働へ建設大詰め、大型量産化に対応した技術開発も
  6. 【洋上風力第2ラウンド】秋田県男鹿市・潟上市・秋田市沖 3年後の運転開始に向け陸上工事が本格化
  7. 【洋上風力第4ラウンド】秋田市沖と福岡県響灘沖を有望区域に、新たに3海域をセントラル方式の調査対象区域に
  8. 【特集】洋上風力「第4ラウンド」の動向まとめ 異例の展開のラウンド事業の行方は?
  9. 浮体式洋上風力の新たな産業戦略を公表 魅力ある市場づくりが緊急の課題
  10. 【第2ラウンド深堀り解説①】第2ラウンド4海域 それぞれ別々の企業連合が選定事業者に

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.09 | ¥0
2025/9/17発行

お詫びと訂正