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日揮、浮体式基礎と係留アンカー施工の最適化を提案! ドリル掘削の最先端企業と技術連携

浮体式洋上設備のプロジェクトマネジメントで、世界をリードする日揮。日本の浮体式洋上風力発電のリーディングカンパニーを目指している。

▲ 浮体式洋上風力発電のイメージ(出典 NOV)

LNG設備の知見を
浮体式プロジェクトに

「浮体式洋上発電設備の施工では、沖合の海底に大型の係留アンカーを打ち込まなければなりません。水深100mを超える海底の地盤が硬い岩盤の場合、極めて高い施工技術が必要になります」と話すのは、日揮シビルエンジニアリング部の山本晃敬氏。

日揮は、オフショアの施工技術やドリル掘削機で世界的企業「Bauer社(ドイツ)」と連携して技術検討を進めている。日本の周辺海域は、海底が岩盤に覆われているエリアが少なくない。Bauer社のドリル工法は、硬い岩盤で威力を発揮する。

ドリル工法の掘削機(出典 Bauer)

浮体式基礎モデルのライセンスは、外国企業が大多数を保有している。浮体クラスの大規模な構造物を、いかに高品質でスケジュール通りに製造するかについて、日揮は世界に誇れる実績がある。

日揮で土木分野の設計・施工に広く携わってきた山本氏、「日揮は浮体式基礎や係留、アンカーをはじめとする構造物全体について、与えられた条件に応じ最適な施工方法やメーカーを提案できます」と胸を張る。

日揮は、オイル&ガス関連のEPCを中心に成長してきた。海の上にプラントを浮かべる浮体式洋上LNG(天然ガス液化)設備に早くから着目し、いまでは世界の同設備の4分の3に関わっている。LNG設備で採用してきた「モジュール工法」の知見と実績が、浮体式洋上風力プロジェクトに活かされている。

 

浮体モデルの
サプライチェーン構築へ

日揮

日揮

日揮のLNGプラントにおけるモジュール工法の一例

浮体式の大量導入を進めるうえで、大きな課題として指摘されているのが、サプライチェーンの構築と浮体の製造所の確保だ。2030年頃から世界的に浮体式基礎需要が右肩上がりで増加し、2046年には800基/年を超える数が必要になるといわれている。

山本氏は、「国内の造船所や製鉄所などを対象に、どの浮体モデルをどの製造所であれば、どれだけの量を製造できるかについて詳細に調べています。国内だけにとどまらず、アジア太平洋地域全体に対象を広げて、サプライチェーンの構築を進めていきます」と前を向く。

日揮は、国内外の企業と「浮体式洋上風力発電推進懇談会」を設立して、国内への浮体式導入に向け積極的に活動している。山本氏は、「2030年までに世界的に導入が多く見込まれている浮体式洋上風力発電のなかで、最適な提案ができる浮体基礎モデルなど、さまざまなケースを検討し、われわれなりの解決策が得られたと感じています。近い将来、事業者様に魅力的な提案をしていくことができればと考えています」と語気を強める。

 

PROFILE

日揮株式会社
エンジニアリング事業本部
シビルエンジニアリング部
洋上風力グループリーダー

山本 晃敬氏

問い合わせ


 
日揮株式会社
神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-3-1
TEL:045-307-4782

WIND EXPO【春】に出展!
ブース番号:W18-36


WIND JOURNAL vol.06(2024年春号)より転載

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