洋上風力第1ラウンド 動向まとめ
洋上風力第1ラウンドの秋田県と千葉県の計3海域について、事業主体の三菱商事は8月27日、コストの大幅な増加などを理由に撤退する方針を正式に明らかにした。港湾の整備などに取り組んだ沿岸自治体では動揺が広がっている。第1ラウンドの動向をまとめて紹介する。
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洋上風力第1ラウンド3海域の再公募に向けての国の手続きが動き出した。経済産業省と国土交通省は11月26日、3つの海域の気象・海象・海底の調査結果の情報提供の申請受け付けを開始した。
【洋上風力第1ラウンド】3海域の再公募手続きが動き出す、情報提供の申請受け付け開始
政府は年明け以降に洋上風力第1ラウンド3海域の再公募を実施する。11月18日に開催された合同会議で公募制度の見直し案を示し、了承された。次回の公募では応札価格に下限と上限を設ける。
【洋上風力第1ラウンド】年明け以降に再公募を実施へ 応札価格に下限と上限を設定
洋上風力第1ラウンドで事業者が撤退した「秋田県能代市・三種町・男鹿市沖」と「由利本荘市沖」の第7回法定協議会が11月27日に開催される。今後の対応について意見集約に向けて議論する。
【洋上風力第1ラウンド】秋田県能代市・三種町・男鹿市沖と由利本荘市沖の第7回法定協議会を11月27日に開催
洋上風力発電を完遂させるための事業環境整備の見直し案が11月19日、国の合同会議で公表された。第2・第3ラウンド事業者のみを対象に長期脱炭素電源オークションへの参加や公募占用計画の変更などを認める内容で、委員から特に異論は出されず了承された。
【洋上風力】事業環境整備の見直し案を公表 第2・第3ラウンド事業者に長期脱炭素電源オークションへの参加容認
洋上風力発電の事業環境整備について議論する国の合同会議が11月10日に開かれた。国側は洋上風力の持続可能な基盤を確立するため、第2・第3ラウンドの選定事業者への政策措置の検討を進める考えを強調した。
【洋上風力の事業環境整備】第2・第3ラウンド選定事業者への政策措置を検討
三菱商事の3海域全面撤退は風力発電業界、沿岸自治体、地元企業などの関係者に大きな衝撃を与えた。国は「撤退ドミノ」を全力で阻止しなければならない。
国は撤退ドミノを全力で食い止めよ。リスク回避できる魅力ある制度設計を
三菱商事は8月27日、洋上風力第1ラウンドの3海域から撤退する方針を正式に表明した。中西勝也社長は「風車メーカー3社の値上げが大きく影響した」と説明した。冒頭発言と主なやりとりは以下のとおり。
【検証】三菱商事、社長会見の一問一答 洋上風力第1ラウンド撤退の背景は?
三井物産の会長で日本貿易会の安永竜夫会長は9月17日の定例記者会見で、洋上風力発電の事業環境整備について「官民が双方で勉強して案件を実現していくには何が必要かを協議していくことが必要ではないか」と述べた。
日本貿易会の安永会長 洋上風力の事業環境整備「官民が連携して議論すべき」
洋上風力第1ラウンドの3海域からの全面撤退は、各方面に大きな影響を与えている。そのなかでも、三菱商事が中心となって進めてきた地元の漁業関係者との連携の行方に不安が広がっており、洋上風力の地域共生に暗い影を落としている。
【洋上風力第1ラウンド】秋田、千葉の3海域全面撤退で疑心暗鬼 洋上風力と漁業共生の行方は?
政府は、三菱商事が3海域から撤退したことを受けて、洋上風力発電の電源投資を確実に完遂させるための事業環境整備についての議論を本格化する。9月11日の有識者会議では、年内に具体策をとりまとめる方針を示した。
洋上風力、事業環境整備の議論を本格化 年内に具体策をとりまとめる方針
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