注目キーワード

English 日本語

業界トピック

秋田県男鹿市のブレード破損事故、沿岸自治体が風車の臨時点検や安全管理の徹底を要請

秋田県男鹿市で風車のブレードが折れた事故を受けて、県内の沿岸部にある男鹿市、秋田市、能代市などの自治体は14日までに、発電事業者に対して臨時点検や安全管理の徹底を要請した。

メイン画像:秋田県男鹿市でブレードが折れた風車=2026年4月13日

<目次>
1.秋田市の事故と同機種 地理的条件も酷似
2.沿岸自治体が 安全管理の徹底を要請

秋田市の事故と同機種
地理的条件も酷似

男鹿市ブレード
現場は男鹿総合観光案内所から約300m=2026年4月13日

秋田県男鹿市で4月12日、海沿いに設置されている陸上風力発電所のブレードが根元近くから折れているのが発見された。昨年5月に秋田市でブレードが落下した風車と同機種で、地理的な条件も秋田市の現場と酷似している。

ブレードが折れたのは、男鹿市の発電事業者「風の王国・男鹿」が運営する「風の王国・男鹿風力発電所」の出力1870kWの風力発電設備4基のうちの1基。風車はドイツのエネルコン社製。2016年11月に運転を開始し、茨城県の日立パワーソリューションズが保守管理を請け負っていた。今年3月に風車の運転を止めて法定点検を実施しているが、異常は確認されなかったという。

ブレードが折れた12日午後は、秋田県全域に強風注意報が発表されていた。現場は多くの観光客が訪れる男鹿総合観光案内所から約300mの場所にある。

 

 

沿岸自治体が
安全管理の徹底を要請

事故を受けて、地元の男鹿市は市内で風車を運営している発電事業者に臨時点検の実施を求めた。また秋田県の沿岸部にある秋田市、能代市、潟上市、由利本荘市、にかほ市などは、発電事業者に安全管理の徹底を要請している。

風車を運営する「風の王国・男鹿」の菅原廣悦社長は、「県民のみなさまにご心配をおかけして申し訳ありません。破損したブレードは今月中に撤去したいと考えています」と話した。そのうえで、近くの設置しているほかの3基についても運転を停止し、今後、点検を行う方針を示した。14日は、経済産業省の担当者が現地調査を実施する予定。

 

 

DATA

取材・文/ウインドジャーナル編集部
 

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.10 | ¥0
2026/3/17発行

お詫びと訂正

広告お問い合わせ

アクセスランキング

  1. 【2027年度政府予算】風力発電関連の概算要求を読み解く
  2. NEDO、洋上風力発電の地盤・気象調査の高効率化で研究開発公募を予告
  3. 秋田県の再エネ工業団地、100%再エネ供給を担う事業者を公募
  4. 【東陽テクニカ】音響型AI予知保全システム「Windrover」でブレードの異常を早期検知
  5. 風力発電設備の落雷対策を厳格化、技術基準と定期自主検査の一部改正を施行
  6. 脱炭素オークションの上限価格 洋上風力は最高70万円台、前回比最大で4倍に
  7. 再エネの便益と課題。ニッポンの針路は?
  8. 洋上風力から欧州企業の撤退相次ぐ 事業性の担保が急務
  9. 長崎県五島市沖で独自開発のハイブリッドスパー型が本格稼働 地域共生型浮体構造が目指すもの
  10. 秋田市のブレード落下事故で最終報告書「構造上の問題と損傷の未確認が原因と推定」

フリーマガジン

「WIND JOURNAL」

vol.10 | ¥0
2026/3/17発行

お詫びと訂正