政策・制度
経済産業省は、今年4月に秋田県男鹿市で発生したブレード折損事故を受け、全国の風力発電事業者に対し、落雷検出データの管理体制の総点検を求める緊急要請を行った。男鹿市の事例では、運転停止中に落雷検出装置が作動せず、長期間にわたり雷撃被害の有無を把握できていなかったことが明らかになっている。
経産省、落雷検出装置の総点検を緊急要請「男鹿市の風車で監視体制の空白期間」
経済産業省は4月6日、再エネ特措法に基づき、2025年度に認定計画違反などが確認された55件の発電事業計画のFIT・FIP認定を取り消したと発表した。前年度の13件から4倍以上に急増しており、うち5件には制度開始以来初となる交付金返還命令が出された。認定計画と実態の整合性を常に確認し、定期報告などの行政手続きを確実に履行する体制づくりが求められる。
経産省、FIT・FIP認定55件を取り消し 交付金返還命令を初適用
経済産業省と国土交通省は、洋上風力第1ラウンド3海域で再公募の準備を進めている。再公募を実施するにあたっては、想定供給価格幅の設定が制度の実効性を左右しそうだ。
【洋上風力第1ラウンド】新制度の肝は「想定供給価格幅」の設定、事業完遂につながる制度設計を
英国政府は今年3月、中国風車メーカーの明陽智能がスコットランドで計画していた風車工場の建設計画を承認しない方針を決めた。さらに同政府は、明陽智能製の風力タービンを英国の洋上風力プロジェクトで使用することを禁止するなど、中国企業の排除を進めている。
英国政府、中国・明陽智能製風車を排除 供給不足やコスト上昇を懸念する声も
東京都は伊豆諸島沖への浮体式洋上風力発電の導入に向けて、今年度から海底地盤や風況などの本格調査に着手する。NEDOの次世代浮体式実証研究や、経済産業省の大水深実証を視野に入れた事業で、2040年頃をめどに世界最大規模の浮体式開発を目指している。
東京都、伊豆諸島沖で海底地盤の本格調査を開始 世界最大規模の浮体式開発を目指す
NEDOは「次世代浮体式洋上風力発電システム実証研究」の公募を4月27日に開始した。日本の厳しい気象・海象条件下で国際競争力のある低コストの浮体式技術の確立を目指すもので、5月11日にオンライン説明会を実施する。
NEDO、次世代浮体式洋上風力システム実証研究の公募開始 5月11日にオンライン説明会
新潟県は、村上市・胎内市沖における地域振興策の検討支援とともに、県内のほかの海域での浮体式洋上風力発電の導入可能性を探る基礎調査を委託する事業者の公募を開始した。浮体式については、利害関係者の把握と調整方法を詳細に検討することを求めている。
新潟県、浮体式洋上風力導入へ本格調査 利害関係者の把握と調整方法を詳細に検討
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4月16日、「アジア太平洋地域に適した風車・浮体搭載用風車に係る産業技術動向調査」の公募に向けた予告を行った。この調査は、風力発電機とそのコンポーネント、O&Mサービスに関する技術開発動向を精査し、国内における風車サプライチェーンの構築と立地促進を目指すものである。
NEDO、アジア太平洋向け風車・浮体設備の産業技術動向調査の事業者公募を実施
日本政府は、浮体式洋上風力の量産化・大量導入に取り組んでいる。欧州企業にない強みを生かして、まずはアジア太平洋地域の市場獲得を目指してほしい。
動き出す浮体式産業育成と大水深実証。GI基金事業をテコに世界最先端の技術開発へ
経済産業省は3月19日、2026年度の再エネ賦課金単価を過去最高の4.18円/kWhに設定すると発表した。一方で、政府はメガソーラーへの支援を打ち切り、屋根置き太陽光へのシフトを鮮明にしている。再エネ賦課金の負担額は、今後どのような推移をたどるのか。
2026年度再エネ賦課金は初の4円台に 再エネ賦課金の負担額は今後どうなる?
アクセスランキング
アクセスランキング
- 浮体式洋上風力市場 海外先行事例から学ぶ、経済性重視の市場設計
- 【深堀り解説】⼤⽔深・過酷環境実証の都道府県公募が10月30日締め切り 浮体式主要部材 量産化の動きも
- 【風力発電の安全対策】冬季雷区域は年1回の検査義務化、事業運用への影響は
- 北海道檜山沖でセントラル方式の追加調査 事業性を再検討へ
- 【洋上風力第2ラウンド】国産初のモノパイル3基が秋田港に到着、本格的なサプライチェーン構築の第一歩
- 【洋上風力第1ラウンド】東京電力RPが千葉県銚子市沖で環境アセスを開始 再挑戦の背景とは
- 北海道大学 洋上風力人材育成の共通カリキュラムを新設へ
- 浮体式洋上風力の過酷環境実証が始動、国が海域公募を開始
- 北九州響灘洋上ウインドファームが運転開始 愛称は「Wind KitaQ 25」
- 陸上風力の事業権取引で2億円詐取、事件の背景を徹底解説
フリーマガジン










