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清水建設による世界有数の作業性能をもつSEP船「BLUE WIND」が完成した。水深65メートルまでの海域では、船体をジャッキアップし、波浪による影響を避けながら作業できるという。2023年3月には富山県沖で稼働を開始する予定だ。

世界最大級のSEP船「BLUE WIND」が完成! 清水建設、来春から稼働へ

風力発電の世界大手ベスタスは、SGET岩泉ウインドファーム向けに戸田建設から合計50MW・12基の陸上風力発電設備を受注した。2024年半ばの納入を予定している。加えて、20年間にわたる保守サービスも締結したという。

ベスタス、戸田建設から50MW・12基の陸上風車を受注。岩手のウインドファーム向け

垂直軸型の浮体式洋上風車を開発するアルバトロス・テクノロジーが、総額1億円の資金調達を行った。同社の垂直軸型風車では、設備費用を従来の約半分に抑えることができる。今回調達した資金をもとにデモ機を製作し、海上実験に取り組むという。

浮体式洋上風車を開発するベンチャー、アルバトロス・テクノロジーが1億円を調達

経済産業省と国土交通省は、洋上風力発電公募基準の見直しの修正案を公表した。複数の区域で同時に事業者の公募を実施する際に、一例として100万キロワットを上限とする落札制限を設ける方針があらためて示された。そのうえで、落札制限の対象とする公募は、現時点では今年度に公募を予定している4海域のみとする案を提示した。

洋上風力発電の落札制限 現時点では第2ラウンドのみ

FIT太陽光の入札回数や上限価格の公開などについて、制度の見直しが行われた2021年度。速報では、FIT認定量は前年度と比べて1.5倍に伸びた。しかし、2030年度の野心的なエネルギーミックスの達成にはまだ十分な水準ではないという。

2021年度のFIT認定量、前年比1.5倍に。自家消費こそ脱炭素政策の切り札

浮体式洋上風車(垂直軸型)を開発するアルバトロス・テクノロジーは9月14日、ジェネシア・ベンチャーズから総額1億円の資金調達を行い、浮体式洋上風車の小型海上実験の準備を開始した。コスト削減による再生可能エネルギーの普及や純国産化による産業創造などを目指す。(画像:ウインドファーム想像図:風が吹く方向に20度まで傾く 平均風速程度ではほぼ直立)

アルバトロス・テクノロジー 低コスト浮体式洋上風車の海上実験開始へ

台風でも発電できるという「垂直軸型マグナス式風力発電機」を開発するベンチャー企業、チャレナジー。同社はこのほど、ファッションEC「ZOZO」創業者の前澤友作氏が代表取締役を務めるファンドから総額12億円の資金調達を行った。

“羽根のない風車”を開発のチャレナジー、前澤ファンドから12億円調達

海運大手・川崎汽船グループのケイライン・ウインド・サービスが、マリコン大手の五洋建設と洋上風力の建設・保守に関して協業することで合意した。両者は、運航や保守、船員の管理について協力し、洋上風力の建設における競争力の強化を目指すという。

川崎汽船グループと五洋建設、洋上風力の建設・保守分野において協業

国土交通省が、空港の脱炭素化を推進するためのガイドラインを策定した。太陽光などの導入促進も盛り込まれ、全国の空港の再生可能エネルギー発電容量を合計230万kWにするという目標が明らかになった。

空港の脱炭素化、太陽光などを2030年度までに集中的に導入。国交省のガイドライン

三菱商事を中心とする企業連合が、秋田県沖での洋上風力発電を活用した水素製造システムの実証事業を計画していることが明らかになった。三菱商事は、英資源大手シェルなどとともに、欧州で洋上風力発電を活用した大規模な水素事業を進めている。欧州でのノウハウを生かし、日本国内で余剰電力の有効活用につながる水素製造システムの実用化を目指すものとみられる。(画像:洋上風車の建設が計画されている秋田県由利本荘市沖)

三菱商事 秋田でグリーン水素製造の実証事業

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